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5年生 認知症について勉強しました

5年生 認知症について勉強しました

令和4年5月31日

 

本日、5年生を対象に王寿園の職員を講師に招き、認知症についての授業が行われました。まず、65歳以上が高齢者であることをおさえた上で、現段階でわが国の高齢者の割合が、1/4であること。2050年には、1/3となることを知り、驚いていました。次に、認知症は、脳の障害によることを説明され、単なる物忘れとは違うことを学びました。具体的には、時間や月日、場所、人がわからなくなってしまう。その結果、元気がなくなり、被害妄想が激しくなることも知らされました。

自身の経験とオーバーラップさせていたのではないでしょうか。どの子も食い入るような眼差しで、スクリーンを見つめます。動画では、ゴミ出しルールを覚えられず失敗をする高齢者の姿や、買い物時小銭を出せない高齢者の姿が紹介されました。どちらも否定的な対応でなく、手助けする対応が大切であること。そうすることで、高齢者の自尊心を傷つけず、和を保つことができることを学びました。

 我が国は、15年程前から超高齢社会に突入しています。この現実をしっかりと受け止め、その上で適切な対応を心がけることが大切です。まずは、違う立場の人々についてしっかり理解し、そして、受容的な立場で接していく。そうすることで、優しさ溢れる社会を形成していけるのだと思います。子どもたちの優しさを、もっともっと引き出していきたいと考えます。