日誌

11月は天体ショーがいっぱいです!

 以前お知らせした「しし座流星群」の時期がもうすぐやってきます。2022年に見られる期間は11月6日~11月30日で、もっともたくさん見られるのが18日前後の0時から明け方くらいと予想されています。11月18日の月は下弦の月よりやや欠けた時期で、肉眼で見るのに適しています。また、しし座流星群は、全天で流れるので、月を背にして見ると見えやすいです。
 しし座流星群は約33年周期で大出現が起きます。1866年には一晩に20万個を超える流星が出現し、人々が火事だとあわてるほど空が明るくなったそうです。直近では2001年11月19日でした。そうなると、次の大出現は2033~2034年になると考えられています。今年は1時間に10個程度が出現するという予想です。
 天体ショーの2つ目は、11月8日に起きる皆既月食です。皆既月食は太陽、地球、月がこの順で一直線に並び、地球の影で月の全部がかけて見える現象です。6年生は理科で学習をしましたが、このように太陽、地球、月が並ぶときは満月です。今回の皆既月食は18時9分頃からかけ初め、ピークを迎えるのが19時59分ごろ。このときは、少し不気味ですが、薄暗い赤い月になって見えます。日の入りも早くなり、観測にはちょうど適した時期です。曇天にならないことを祈って、ぜひご家族で観測してみてください。
 3つ目は夜空にとても明るく輝く惑星、「火星」「木星」です。20時くらいに南の空に見える黄色く輝く明るい星が「木星」。0時くらいに東の空に見えるのが「火星」です。火星が見られる時間には、冬の代表的な星、「オリオン座」や「冬の大三角」も見えます。星座は見える時刻はだだんだん早くなるので、見やすい時間帯の時期になったらまたお知らせします。
 秋から冬は空が澄み、天体観測にはよい季節です。ただ、夜は気温がぐんと下がり冷え込みます。観測は子どもだけでは絶対にせず、おうちの人と温かい服装で行ってください。