新川小学校のコミュニティ・スクール
1 コミュニティ・スクール導入の社会的背景
急速に進展する社会で,持続可能な社会づくりを推進するため,地域社会と学校が連携し、社会とつながりのある教育活動を展開することで子どもを育てることが求められています。 そのことは令和2年度に改訂された学習指導要領にも「社会に開かれた教育課程の実現」という言葉で提示されており,豊橋市の施策として令和5年度より新川小学校が市内小中学校に先行してコミュニティスクールを導入します。
2 コミュニティ・スクールとは 学校と地域が育てたい子どもの姿(ゴール)を共有し、地域の方々が教育方針や教育内容を学校といっしょに考え、教育活動に積極的・主体的に参画する「地域とともにある学校」のことです。これを推進する核となるのが学校運営協議会です。コミュニティ・スクールでは学校運営協議会が設置され、学校と地域が目標やビジョンについて熟議したり、「何を」「だれが」「どのように」取り組むのかを具体的に考えたりする場となります。
3 学校運営協議会について
(1)学校運営協議会の構成
協議会員は市が10数名を任命します。現在、新川小の校長と教頭、中部中の教頭、地域学校協
働推進委員1名、地域・保護者の代表10名程度で構成する予定です。
(2)学校運営協議会の主な役割
学校運営協議会の主な役割は以下の3点です。
<学校運営協議会の主な役割> ①校長が作成する学校運営の基本方針を承認すること ②学校運営について、教育委員会又は校長に意見を述べることができる ③教職員の任用に関して、教育委員会規則で定める事項について、教育委員会に 意見を述べることができる
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新川小の学校運営協議会には①~③の役割をもたせつつ、2で述べたように目標やビジョンについて熟議したり、「何を」「だれが」「どのように」取り組むのかを具体的に考えたりする場とする 予定です。
(3)学校運営協議会で協議すること(期待されること)
コミュニティ・スクールの理念として、学校と地域が一体となって子どもを育てることがあります。そのため学校運営協議会において①の学校運営の基本方針を熟議し、年度末にはその評価を行います。これにより学校運営協議会に参加される方には学校運営に携わる当事者意識をもっていただけることを期待しています。
また、地域社会とのつながりのある教育活動を展開することが、将来にわたって社会を創る子どもの育成につながっていくと考えます。そのため、新川校区の「ひと・もの・こと」とかかわらせた授業や活動を推進していくことが大切です。そのことから、学校運営委員会で地域の「ひと・もの・こと」など地域の教育力を取り入れた連携方法などを協議していただき、子どもたちの学びをより一層充実したものにしたいと考えています。
<学校運営協議会で協議すること(例)> 〇めざす子どもの姿(目標)の共有 〇基本方針の承認と評価 〇教育活動の情報発信と情報共有 〇幼保小中の接続・連携 〇授業支援 教材開発(地域のひと・もの・こと)、 講師人材の発掘、 授業への参加・助言 など 〇学校ボランティア 子ども見守り隊、図書館、読み聞かせ、学校環境整備 など 〇地域との連携 合同補導、 交通安全指導、 地域防災訓練、 地域活動等への参加 「トヨッキ-・スクール」や「のびるんdeスクール」との連携 など
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4 コミュニティ・スクールの今後の計画・予定令和4年 8月 新川小コミュニティ・スクール説明会
※教職員・学校評議員・地域ボランティア参加
市所管のコミュニティ・スクール研修会
令和5年 3月 令和5年度学校運営基本方針にかかわる協議会
4月 第1回学校運営協議会
コミュニティ・スクールの開始