豊橋市立新川小学校
R7学校日記(2学期)
5年生だけの新川マラソン大会
学級閉鎖の影響で1週間遅れての実施となった、5年生だけのマラソン大会。少し緊張しながらも「今日は自分の走りをしよう」という表情の子どもたち。延期になったことで、気持ちを切り替えることが難しい場面もあったと思います。それでも5年生は、自分で立てた目標を達成したいという思いが、「スーハッ、スーハッ」と呼吸をしながら、真剣に走る姿から伝わってきました。また、この日もボランティアのかたがたが集まり、5年生のために温かいココアを用意してくださいました。ある子は「大会が延期になったから、今日はココアがないかもしれないと思っていたから、とってもうれしい」「応援してもらえてありがたい」と、いつも以上に感謝の気持ちであふれていました。待つ時間があったからこそ、走れることのありがたさや、応援してくれる人の温かさに気づくことができた、5年生だけのマラソン大会となりました。
3年生「いのちを見つめる学習」2/2 ~ふれあいを通して深まったありがとうの気持ち~
お話の後は、絵本の読み聞かせがありました。内容は、大切に育てた牛をお肉として出荷する農場のかたの葛藤を描いたものです。「ごめんね」「ありがとう」と涙ながらに牛を見送る姿に、子どもたちは静かに耳を傾けていました。「いただきます」は「命をいただくこと」なのだと、思いを深めていました。続いて、いよいよ本物の牛とのふれあいの時間です。補聴器を使って心臓の音を聞くと「ドクンドクンって聞こえる」と目を輝かせていました。大きなお腹をそっとなででると、牛の温かさや優しい目にふれ、一層牛のいのちを感じている様子でした。もう一方では、乳しぼり機を使っての、乳しぼり体験にも挑戦。はじめてとは思えないほど上手にしぼる子もいて、農場のかたも驚いていました。市内の中心部にある本校では、ふだんなかなか動物とふれあう機会がありません。今回の体験は「いのちと向き合う」貴重な時間となりました。子どもたちの心に、温かい学びを残してくれました。
3年生「いのちを見つめる学習」1/2 ~牛を育てる人のお話しから知るいのちの重み~
3年生が、農場で牛のお世話をしているかたがたをお招きし、「いのちの大切さ」を考える学習を行いました。当日は、なんと本物の牛やヤギも学校に来てくれました。まずは教室でのお話から始まりました。1日に1頭の牛からどれくらいの牛乳がとれるのか、どんなえさを食べているのかを教えていただき、実物のえさの匂いを確かめる体験もしました。子どもたちは酸っぱい香りに驚きながらも、「パイナップルだ!」「これはおからかな」と、見事に当てていました。その後、牛の赤ちゃんが生まれる場面の動画を観ました。生まれそうな牛の赤ちゃんの足に縄をかけ、農場のかたが力いっぱい引っ張る様子に、思わず「がんばれ!」と声をかけていました。赤ちゃんが生まれた瞬間には、教室の中から「やった!」と歓声があがりました。生まれて30分程で立ち上がる赤ちゃん牛の姿に、「すごい!」と驚きの声があがり、ふだんの授業では味わえない実感のこもった学びになりました。
手作りココアで、がんばった子どもたちにごほうびを
新川マラソン大会の後、子どもたちが楽しみにしているもの。それが、あたたかい「ごほうびココア」です。これまでPTA中心で行ってきた取り組みですが、昨年度から「新川コネット」を活用し、協力していただけるかたを募りました。前日から集まり、ココアパウダーや砂糖を丁寧に計量するなど、準備は全て手作り。当日は、子どもたちが真剣な表情で走っているその裏で、「がんばれ!」という思いを込めながらココアを作ってくださいました。走り終えた後のココアは、まさに格別。「○○さんのお母さんだ!」「ぼくたちのために作ってくれたんだね」「目標達成!ココアがおいしい!」子どもたちの笑顔と言葉から、心までぽかぽかと温まっていくことがわかりました。自分の力を信じて走り切れたのは、一人一人のがんばりと、陰から支えてくださる大人の存在があってこそ。ご協力いただいた皆様に、あらためて感謝申し上げます。
今週の花「金魚草(スナップドラゴン)」
「花は『花一』」さんから届いた「今週の花」は、「金魚草(スナップドラゴン)」です。金魚草を見ていると、たくさんの「口」のようなものがたくさんついています。この口には、金魚草ならではの秘密があります。花を少し押すとパクッと開きますが、チョウの軽さでは開かず、体重のあるミツバチが開けられるようになっています。ミツバチが花の中に入ると、体に花粉がつき、次の花へと運ばれます。金魚草は、この仕組みで花粉をしっかり届けてもらう工夫をしていると考えられています。色も形もいろいろで、まるで金魚たちが群れて泳いでいるように見えることが名前の由来。上の方に少しずつ花を咲かせていくので、「今日はどこまで咲いたかな?」と、毎日の変化も楽しめます。金魚草が、教室に彩りを与えてくれています。
新川マラソン大会
12月に入り、冷たい空気が少しずつ冬の訪れを知らせてくれる中、今年も新川マラソン大会を開催しました。走るにはぴったりの天気になり、どの子もやる気いっぱいの表情で運動場に集まりました。2週間前からの強化マラソンでは、「タイムを縮めたい」「最後まで走り切る」「去年の自分に勝つ」など、それぞれが自分の目標を掲げて練習してきました。本番では緊張もあったはずですが、スタートラインに立つ姿には、これまでの努力の自信がうかがえました。マラソンは、「自分との戦い」と言われます。途中で苦しくなっても、足を前に出し続ける。ゴールした瞬間、子どもたちからは精一杯走り切った達成感が伝わってきました。レース後には、新川コネットの皆様が用意してくださった温かいココアをいただき、緊張もほぐれてほっと笑顔。心も体もたくましくなったことを実感できました。なお、学年閉鎖のため参加できなかった5年生は、来週に実施を予定しています。フレー、フレー5年生!
6年 赤ちゃんと出会って感じたこと 赤ちゃんふれあい学習2/2
後半はいよいよ赤ちゃんと出会いました。子どもたちは事前に考えてきた質問をもとに、お母さんから妊娠中の気持ちや出産までの苦労、赤ちゃんが生まれたときの喜びなどを聞き、「大事にされて生まれてくるんだね」とうなずいていました。赤ちゃんは一人では何もできず、2~3時間おきの授乳、泣いたら抱っこやオムツ替え、動き出したら危なくないように見守る必要があることを知ると、「本当に大切に育てられているんだ」と温かい気持ちになっていました。赤ちゃんの顔をのぞき込むなどする中で、子どもたちの表情は一層柔らかくなり、「かわいいなぁ」という声があちこちから聞こえてきました。この学習は、育児の大変さや喜びを知るとともに、自分自身も大切に育てられてきたことに気づく貴重な体験となりました。
6年 いのちはどこから来るの? 赤ちゃんふれあい学習1/2
6年生は、保健師・助産師のかたをお招きし、赤ちゃんが生まれるまでの道のりについて学びました。つわりで気分が悪くなること、長時間の陣痛に耐えて赤ちゃんを迎えることなど、お母さんの体と心に起こる変化を知ると、子どもたちは「こんなに大変なんだ」「優しくしてあげたい」と自然に思いを寄せていました。また、自分の命が両親、そのまた両親(祖父母)‥へと何代も続くいのちのつながりの上にあることにも気づき、「自分の命も、友達の命も大切にしたい」と振り返る姿がありました。妊婦体験では、専用のジャケットを着てお腹の重さを体感しました。立ち上がる・座る・靴下を履くといった何気ない動作が想像以上に難しいことに驚き、「お母さんはこんな思いをしながら過ごしていたんだ」と実感を込めて話す子もいました。体験を通して、「命を育てる大変さと幸せ」を感じ取ることができました。
3年 シンボル並木パートナー講座
3年生は、市役所のかたを招いて「シンボル並木パートナー講座」に取り組みました。1回目の学習では、校区内にある道、レインボータワーから豊橋公園方面へと延びる「くすのき通り」の歴史を教えていただきました。市街地整備に合わせて中央帯にくすのきが植えられ、市民に親しまれている並木道です。子どもたちは、「どうしてくすのきが選ばれたの?」「何本くらい植えられているの?」などと質問しながら、楽しく学びました。2回目は、実際にくすのき通りの一角で花植え活動を行いました。ガザニアンクイーンと彼岸花の苗を丁寧に植え、「きれいに咲くといいな」「通る人が喜んでくれるといいね」と思いを込めて作業しました。地域を大切に思う気持ちが育まれる時間となりました。
今週の花「デルフィニウム」
「花は『花一』」さんから届いた「今週の花」は、「デルフィニウム」です。デルフィニウムといえば、まず目にとまるのは、その澄んだ青色です。実は、「青い花」は自然界ではとても少なく、植物が青を作ることはとても難しいといわれています。青色を作るには、花の中でいくつもの「特別な条件」がそろわなければならず、なかなかうまくいかないそうです。デルフィニウムは「奇跡の条件」が重なって青色の花を咲かせたということになります。青色は、見ているだけで気持ちが落ち着いたり、前向きな気持ちになれたりする色です。ヨーロッパでは、お祝いのときにデルフィニウムを飾ることが多く、「幸せを呼ぶ花」として結婚式などでも人気があります。青色の花の魅力を子どもたちにも知ってほしいです。
パブリック
| 日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
30   | 1   | 2   | 3 1 | 4 1 | 5   | 6   |
7   | 8 1 | 9 1 | 10 1 | 11   | 12   | 13   |
14   | 15 1 | 16 1 | 17 1 | 18 1 | 19   | 20   |
21   | 22 2 | 23 1 | 24 1 | 25   | 26   | 27   |
28   | 29   | 30   | 31   | 1   | 2   | 3   |
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