日誌

6年1組 再びお話タイム参観しました

6年1組 再びお話タイム参観しました

令和4年12月15日

 

本日、6年1組のお話タイムを参観しました。テーマは、「レジ袋の有料化に、賛成か反対か」前回同様、子どもの作文発表から、設定されました。必要だと思う子は帽子を白。必要でないと思う子は帽子を赤にし、それぞれの立場を知らせ合います。白帽(賛成派)が圧倒多数。赤帽(反対派)は6人という状況です。

討論は、白帽(賛成派)の意見から始まりました。「賛成です。海に流れてカメとか食べたりする。環境に悪いからです」「似ていて、4年生の時に習ったことで、今、海の中は魚よりもごみの量の方が多い。有料化で重さがちょっとでも減るかも」既習の内容を使っての説明です。同じく、「4年生の時にSDGsで、マイクロプラスティックが増えていることを知りました。有料化で少しでも・・・」

 「ここらで、少数派の意見も聞きたいな」担任の一言で、赤帽(反対派)の意見が出始めます。「レジ袋、使い終わったらごみ袋にしているよ」「調べてみると、エコバックとそれほど変わらない。スーパーで、ごみ袋を渡してもらい、そのまま使ってくださいとしてもらった方がいい」「レジ袋代ばかりかかって、お金が無くなったら自分にメリットがない」

 生活に即した考えを引き出すために、担任が経験談を話します。「エコバックって、いつも持っているわけじゃないよね。弁当買って、レジ袋なしで持って帰るのって熱くて運びづらいんだ」するとすかさず、「ゲ〇キ-では、環境にいいごみ袋をただでくれるよ」この意見を皮切りに帽子の色を変える児童が増えていきます。反対派が半数以上を占めるようになりました。「お金の節約になる」「有料のごみ袋を無料で配ってほしい」「スーパーとかに肉とか包むビニル袋みたいに、無料で配る物もある。有料化しても変わらない」

 終了時間が近づき、担任より「有料化については大人も意見がわかれます。有料化のきっかけ知っていますか?小泉大臣が始めたんだよ。良いか悪いか先生にもわかりません。1020年後の社会がどうなっているのか、大人になってから確認してください」との話。最後に提案者が、「自分は賛成意見だったけど、考えを変えました。確かに環境には悪いけど、買う人が減らないからです」

 学びを生活に照らし合わせた時、その子の学びはさらに深まります。そのためにも、担任による視点の提示が必要となります。話し合い中、数人の子同士、小声で話し合う場面も見られました。型にはまらず、のびのびと学び合う自治的な集団を確認できました。