日誌

2025年10月の記事一覧

今週の花「オンシジウム」

 「花は花一」さんから届いた「今週の花」は、「オンシジウム」です。秋の花として人気のあるオンシジウム。黄色い小さな花がいくつも枝先に並び、まるで光を集めたように輝いています。南の国で、こんな話が伝えられています。むかし、踊ることが大好きな娘がいました。雨上がりの日、村の人たちを笑顔にしようと楽しそうに踊っていると、娘の足元から金色の花びらが生まれ、風に乗って空へと舞い上がりました。その花がオンシジウムになったと言われています。その花姿から、英語では“Dancing Lady Orchid(踊る貴婦人のラン)”とも呼ばれています。学校では、子どもたち一人一人が輝いて、笑顔の輪が広がっています。

新川校区 わくわく消防体験 ~目ざせキッズ消防団~

 新川校区の消防団のかたがたが中心となり、「わくわく消防体験」が行われました。日曜日にもかかわらず、多くの子どもたちや保護者が参加し、防災への意識を高める貴重な機会となりました。体験では、起震車による地震体験、土のう・水のう作り、煙の中からの避難、AED体験、防災クイズなど、さまざまな活動が用意されていました。AEDの体験では、心臓の模型を押してみると「思ったより力がいる!」と驚く声があがりました。担架を使ったけが人の運び方や、担架がないときの運搬方法も教えてもらい、協力しながら実践しました。起震車体験では、同じ震度でも揺れ方が違うことを体で感じ、地震のときは、まず身を守ることが大事だということを実感していました。消防団のかたがたのお陰で、命を大切にする心が一層育っています。

ひまわり学級 ブロック交流会in中部中学校

 ひまわり学級の子どもたちが、近隣の小中学校の特別支援学級の友達と交流会を行いました。共に活動する楽しさを味わいながら、思いやりや友好的な関係を育てることをねらいとしています。はじめに自己紹介を行い、一人一人が自分の名前と好きなものをしっかり伝えました。その後の「ボール運びリレー」では、4人で新聞紙にボールを乗せ、落とさないようにカラーコーンを回って戻ります。慎重に進むチーム、スピード重視のチームなど、それぞれの作戦でがんばりました。自分のチームだけでなく、他のチームにも声をかけて応援する姿が見られました。続いての「ダンシング玉入れ」では、新聞紙を丸めて作った安全な玉を使い、楽しく踊りながら競技をしました。会場は、子どもたちの笑顔でいっぱいになりました。

PTA学校合同行事「影絵劇の鑑賞」

 今年のPTA学校合同行事は、影絵劇団「影法師」の皆さんをお招きし、体育館で影絵劇を鑑賞しました。入場した子どもたちを最初に迎えたのは、自分たちが事前に描いた魚たち。大きなスクリーンの海の中を泳ぐ姿に「わあ!」「ぼくの魚がいた!」と歓声があがりました。影絵劇は、「スイミー」「人間影絵このゆびとまれ」「モチモチの木」の3本立て。光と影が織りなす世界に、子どもたちはすっかり引き込まれていました。「このゆびとまれ」では、劇団のかたから「うさぎ」や「ゴリラ」の影の作り方を教えていただき、「わたしにもできた!」とうれしそうに手を動かす姿がありました。終演後、体育館を出る子どもたちは、「また見たいな」と笑顔いっぱい。手を振りながら劇団の皆さんに感謝を伝えていました。光と影の芸術にふれ、豊かな感性を育むひとときとなりました。

1年 生活科「秋みつけ」

 1年生が生活科の学習「秋みつけ」で、公園探検に出かけました。夏に行ったときと比べて、季節の変化をたくさん見つけることができました。葉っぱの色が緑から黄色に変わっていたり、地面には落ち葉が増えていたり、ドングリがころころ転がっていたり。花壇の花も違う種類に植え替えられ、虫の数も減っていることに気がつきました。子どもたちは、夢中で秋を探していました。学校に戻ると、拾ってきたドングリを手に、教室の植物図鑑を開きました。「これは違う」「あっ、これだ!」と図鑑と見比べながら、うれしそうに種類を調べる姿が見られました。身近な自然にふれ、自分の目で見て、確かめる活動を通して、子どもたちは季節の変化への興味を広げています。

今週の花「マリーゴールド」

 「花は花一」さんから届いた「今週の花」は、「マリーゴールド」です。鮮やかなオレンジ色の花びらがとても印象的です。マリーゴールドは、太陽の光をたっぷり浴びて育つ花。明るさと元気をくれるその姿は、学校で過ごす子どもたちの姿に重なります。マリーゴールドには、こんなお話が伝わっています。昔、太陽の神さまを心から慕う少女がいました。神さまがいなくなって悲しみに暮れるうち、少女は毎日、空を見上げ続け、ついに小さなオレンジ色の花になったというものです。その花が、マリーゴールド。太陽に向かって咲くのは、今も神さまを見つめているからだそうです。子どもたちは、マリーゴールドの花のように、明るく真っすぐに生活しています。子どもたちの笑顔が、学校を温かくしています。

5年 家庭科 ~エプロン作り~


 5年生は家庭科で、はじめて針を使い、エプロン作りに挑戦しています。子どもたちにとっては楽しみな実習ですが、細かな作業が多く、担任だけでは支援が行き届かないこともあります。そこで今回は「新川コネット」を通じて呼びかけ、5名の学習ボランティアのかたが来てくださり、20名の児童に対して担任と合わせて6名の支援体制となりました。子どもたちは安心して作業に集中することができ、まち針の扱い方やアイロンの使い方など、安全に配慮しながら丁寧に学ぶことができました。少しずつ形になっていく布をうれしそうに見つめていました。ボランティアのかたがたは、手順を優しく教えたり、できた部分を褒めたりと、温かく子どもたちを支えてくださいました。ご協力いただき、ありがとうございました。

3年生 地域の飲食店に学ぶ

 3年生は総合的な学習の時間に、地域のよさを知り、地域の人の想いにふれる活動を行っています。先日、子どもたちは二つの飲食店を訪れ、直接お話しを伺う機会をもちました。まず訪れた「勢川うどん」では、出汁を取る様子を見せていただきました。黄金色に輝く麺つゆからは、ふわっと広がる出汁の香りが漂い、子どもたちの食欲を誘いました。料理の一つ一つに、丁寧な手間と心が込められていることを実感しました。次に訪ねた「東京庵」では、明治の頃に創業したというお店の長い歴史や、麺をゆで上げるときの大変さなど、ふだんは聞けない貴重なお話を伺いました。子どもたちはうなずきながら一生懸命にメモを取り、積極的に質問していました。お店のかたがたの思いに共感することができる学習の場となりました。

就学時健康診断

 新川小学校では、来年度入学予定のお子さんを対象に就学時健康診断を行いました。就学児の皆さんは、発達検査や視力・聴力検査、内科・歯科の健診などを順に受けました。はじめは少し緊張した様子も見られましたが、先生や5年生のお兄さん・お姉さんの優しい声かけに安心し、笑顔になっていきました。その間、保護者の皆様には「子育て講座」にご参加いただきました。講師の金子先生からは、「挨拶の大切さ」「話をしっかり聞くこと」「命を大切にすること」「自分のことは自分ですること」について、温かい言葉でお話をいただきました。保護者の皆様もうなずきながら、熱心に耳を傾けていらっしゃいました。来年の4月、新1年生としてランドセルを背負い、元気に登校してくる日がとても楽しみです。

図書ボランティアさんによる読み聞かせ

 紅葉読書週間の取り組みとして、図書ボランティアさんによる「読み聞かせ」が行われました。いつもとは少し違う雰囲気の中で聞くお話に、子どもたちは興味津々でした。図書ボランティアさんの温かな声と、声の調子や間の取り方に合せて、子どもたちは物語の世界に引き込まれていきました。こうした機会は、学校だけでは得られない貴重な学びです。お忙しい中、時間を割いて準備してくださる図書ボランティアさんのおかげで、子どもたちは本とより親しむことができました。そして、読み聞かせを通して、想像を広げたり、登場人物の気持ちに寄り添ったりすることができました。学校とPTAや地域が協力して子どもの成長を支えてくださることに、改めて感謝いたします。

今週の花(果実)「ハロウィンかぼちゃ」

 「ハロウィンのかぼちゃ」が花一さんから届きました。にっこり笑った顔のかぼちゃを見ているだけで明るい気分になります。子どもたちは「わぁ、ハロウィンだ!」と目を輝かせながら近寄ってきて、「この顔がいちばんかわいい!」「この顔を見てると笑っちゃう!」と話しながら、楽しそうに眺めていました。ハロウィンは、もともと秋の収穫を祝うヨーロッパの行事がもとになったものです。悪いものを追い払い、豊かな実りに感謝するという意味があります。今では、世界中で楽しまれる行事となり、日本でもすっかりおなじみになりました。教室に飾られたかわいいかぼちゃは、外国の文化に親しむきっかけにもなっています。

修学旅行(2日目) ~3/3編~

 修学旅行2日目。金閣寺の次に訪れたのは太秦映画村です。ここでは班別分散での見学を行いました。江戸時代の町並みを歩いていると、お侍さんや忍者に出会い、まるでタイムスリップしたような気分に。撮影で使われる場所を楽しんでいました。お土産を買う姿も見られ、「これはお家の人に、それから…」と、いろいろと考えて選んでいました。最後の見学地は、二条城です。「鴬(うぐいす)張り」の廊下を歩きながら、徳川慶喜が大政奉還を行った大広間を興味深く見学しました。本物にふれることで、歴史がぐっと身近になったようです。帰りの新幹線は、心地よい疲れと満足感で、眠る子の姿もありました。多くのかたがたのお陰で、修学旅行が無事に終えられたことに感謝いたします。

修学旅行(1日目~2日目) ~2/3編~

 1日目の見学を終え、宿泊先は猿沢池の近くにある「ホテル美松」さんです。入館後は、まず避難経路を確認しました。夕食では、ハンバーグや温かいうどんなどが並び、みんな笑顔で「おいしいね」と言いながらいただきました。友達と枕を並べて過ごす夜。どんな話で盛り上がったのでしょうか。朝が早く、たくさん歩いた1日だったこともあり、すぐに部屋が静かになりました。
 2日目は、6時起床。お世話になった美松さんにお礼を伝え、見学に出発です。最初の訪問先は金閣寺。細い参道を抜けた先に、黄金に輝く金閣寺が姿を現すと、子どもたちから「わあ!」と声が出ました。教科書で見た建物を目の前にし、その美しさと足利義満の権威に驚いていました。観光客がとても多く、学年単位での集合写真は撮れません。カメラマンさんの協力のもと、班ごとに記念写真を撮ることができました。

修学旅行(1日目) ~1/3編~

 10月7日・8日、いよいよ6年生が待ちに待った修学旅行の日を迎えました。朝7時15分に豊橋駅へ集合。いつもより早い時間、そして学校から離れた場所での集合でしたが、全員が時間通りに集まり、出発前から楽しみな気持ちが伝わってきました。新幹線で京都駅まで行き、そこからは貸切バスで移動です。はじめに法隆寺に行きました。子どもたちは建築の特徴を観察し、「柱の真ん中がふくらんでいる」と感心していました。次に訪れた奈良公園では、かわいい鹿たちが出迎えてくれました。東大寺では、実際に目の前で見る大仏の大きさと迫力に圧倒されていました。その後は、班別分散学習です。自分たちで計画を立て、協力して行動しました。途中で道がわからなくなった班もありましたが、声をかけ合ったり、近くの教員からヒントをもらったりして、全員が時間内に集合することができました。

今週の花「そば」

 「花は花一」さんから届いた「今週の花」は、「そば」です。本校は市街地にあるため、そば畑で咲く白い花を見ることはできませんが、月の光を受けると一面が銀色に光り、幻想的な風景になります。昔、そばの花にこんな話が伝わっています。ある晩、月がそばの花に尋ねました。「どうして、そんなに白いの?」すると、そばの花は答えました。「暗い夜でも、道を行く人の心を明るくしたいのです。」その言葉に心を打たれた月は、「あなたの白さは、優しさの光なんだね」と言って、そばの花を優しく照らしたそうです。
この話に出てくるそばの花のように、誰かを思いやる気持ちは、どの子にも備わっています。白いそばの花のように、子どもたち一人一人の優しさが、周りの人の心を温かく照らしてほしいと思います。

防犯少年団~キャンペーン活動~

 本校の防犯少年団8名が、豊橋警察署のご協力をいただき、特殊詐欺被害防止を呼びかけるキャンペーン活動を行いました。会場は新川校区にあるエディオン豊橋店です。子どもたちは店舗の入り口に立ち、来店されたかたに「詐欺に気をつけてください」と声をかけながら、注意を促すチラシを手渡しました。また、パトカーに同乗して校区を巡回し、マイクを使って「詐欺に注意しましょう」と呼びかけました。地域の皆さんは、子どもたちの元気な声に笑顔で応えてくださり、防犯への意識を高めるきっかけとなりました。子どもたちにとっても、自分たちの活動が地域の安全につながっていることを実感できる大切な経験となりました。

第1木曜日は「なかよし班」活動の日

 毎月第1木曜日には、「なかよし班」で遊ぶ日です。「なかよし班」とは、1年生から6年生までが一緒に入る異学年の班で、ふだんの学級や学年をこえて交流することができます。今回は、6年生を中心に上級生が遊びを考え、「ハンカチ落とし」「はじめの一歩」「ドッジボール」などをしました。低学年でも楽しめるようにルールを工夫してあり、どの班からも笑い声が絶えませんでした。特に、6年生が下級生に優しく声をかけたり、遊びの進行をリードしたりする姿が多く見られました。また、低学年の子どもたちは、上級生に教えてもらいながら一生懸命に参加し、自然と安心感をもって活動していました。夏休み明けの初めての「なかよし班」活動でしたが、子どもたちは学年をこえて遊ぶ楽しさを実感するとともに、お互いを思いやる気持ちを育んでいました。

紅葉読書週間

 10月1日から24日まで、本校では「紅葉読書週間」を行っています。秋といえば「読書の秋」。子どもたちが本に親しむきっかけになるよう、図書委員会が工夫を凝らした取り組みを企画しました。期間中は、ふだんは1日3冊までの貸し出しを、特別に4冊まで借りられるようにしました。たくさんの本を読みたい子にとってはうれしい取り組みで、図書室は借りる子の列ができています。また、学級ごとに読書の目標をたて、全員が達成すると図書委員会から賞状が渡されます。子どもたちは、「みんなでがんばろう」という気持ちにもなっています。さらに、担任や図書ボランティアさん、図書委員、司書による読み聞かせや、図書委員おすすめの本の紹介、クイズコーナーなども用意されています。子どもたちは、楽しみながら新しい本に出会っています。

3年 新川消防団のかたをお招きして

 先日、3年生が社会科の学習の一環として、校区の消防団の器具庫や詰所を見学しました。子どもたちは、地域の安全を守るための施設や工夫を実際に見て、多くの疑問をもちました。今度は、消防団のかたを学校にお招きし、お話を伺う時間を設けました。「消防士と消防団の違い」や「どうして消防団に入ったのか」「活動でうれしかったこと、大変だったこと」などを直接質問しました。どの問いにも丁寧に答えていただき、子どもたちは消防団の役割を具体的に理解することができました。振り返りには、「仕事と両立しながら人の役に立てることがすごい」という感想が多く見られました。今回の学習を通して、地域を支える人々の思いや努力に気づき、自分たちの暮らしが多くの人の支えによって成り立っていることを実感しました。

今週の花「秋桜(コスモス)」

 秋を代表する花といえば、ピンクや白のコスモスを思い浮かべるかたが多いと思います。今週の「花は花一」さんから届いた「今週の花」は、「オレンジ色のコスモス」です。オレンジ色のコスモスは、明治時代に日本に伝わった一般的なコスモスと少し系統が違い、暑さや病気に強い花です。その力強さから、花言葉は「野生美」「自然美」。鮮やかな色は、見ているだけで元気をもらえます。メキシコ原産のこの花は、現地では「太陽の花」とも呼ばれ、夕日を思わせる花色には「一日の終わりまで元気に生きる力を与えてくれる」という願いが込められていたそうです。このオレンジ色のコスモスのように、子どもたちが力強く成長していってほしいと願っています。