学校ブログ 創立150周年の記録(主担当:校長)

6年最後の「本の読み聞かせ」と阪神淡路大震災から29年

6年生にとっては今日が6年間で最後の「本の読み聞かせ」となりました。過ぎゆく時の流れの速さに驚くばかりです。今日、1月17日は、29年前に「阪神淡路大震災」が発生した日。今年は、不幸にも「能登半島地震」が発生してしまったので、この日の重みを改めて感じるわけですが、ここ数年に至っては、わずか30年ほど前のことであるのに、鎮魂の意識が薄らいでしまっていたものかと反省しています。

6年生にとっては、登校日も残り43日を残すところとなってしまいました。「本の読み聞かせ」のみならず、残された小学校生活の中では、「最後の」という言葉が増えることと思います。一つ一つのできごとをじっくり味わって、思い出の一つとして心に刻んでいってもらえればと思います。

「本の読み聞かせ」のボランティアの方々に感謝の気持ちを伝えるがごとく、今日も6年生は礼儀正しく、本の語りに耳を傾けていました。この温かい時間と空間が、本好きな、心温かい磯辺っ子を育んでくれているように思います。

予定していた本を読み終えると、ボランティアさんのご厚意で、時間まで学校生活に関するクイズを出していただき、時間いっぱいまで子どもたちを楽しませくれました。Q「きょうしつのなかにいる人はだれ?」A「きょうし」、Q「教室をあかるくする『き』は?」A「でんきorげんき」などのクイズを正解した仲間には温かい拍手が沸き起こりました。

 最後に、各クラスの代表児童から「感想」や「お礼の言葉」を伝え、全員で感謝の気持ちを込めて、あいさつをしました。コロナ禍で中止となったこともありましたが、年間5回、6年間にわたって、20回以上の「本の読み聞かせ」を開催していただいたボランティアの皆様に、心よりお礼を申し上げます。