学校ブログ 創立150周年の記録(主担当:校長)

教育活動の不易と流行について考えました。 4年朝の活動より

朝の活動を見て回っていると4年生がタブレットで「とよはしメディアアンケート」の回答を行っていました。このアンケートは、豊橋市の養護教諭グループの企画による全市的な取り組みとなっています。「平日に学習以外にどれぐらいメディアを使用しますか。」「平日に何時までメディアを使っていますか。」などの設問があり、この結果に基づいて、よりよいメディアとの付き合い方について考える機会をいただけることと思います。6年の全国学力・学習状況調査のアンケートにおいても、タブレットを使用したアンケートの回答となっており、時代の変わりように改めて感じています。マークシートも間もなく、過去の遺産となっていくのでしょうか。

1時間目になり、お隣のクラスでは、国語「こわれた千の楽器」の授業が行われていました。物語に出てくる楽器「ピッコロ」を動画で見ています。動画で見れば、「一目瞭然」「百聞は一見に如かず」がまさにあてはまり、これならドラゴンボールのピッコロと間違える子どもはかなり減るものと思われます。ピッコロ大魔王の名前の由来は、楽器からとっているそうですので、間違えても仕方がないとは思いますが…。

さらにお隣のクラスでは、学級活動で「学級目標」を決めていました。みんなの思いを共有しながら、クラスの合言葉になるような目標を考えていきます。多くの時間と手間はかかるけれど、この活動の価値は、昭和から変わることのない、「不易」の部分と思います。好奇心で、黒板に書き残されている言葉をもとに、「流行」のチャットGPTで「学級目標」を作成してもらったところ、最初に「元気に学び、協力して輝こう!」が提案され、合言葉のように短くしてとお願いしたら。「共に学び、ともに輝く」を提案してくれ、さらに具体物に目標を反映させてとお願いしたら、「成長の木」となりました。ここで、1日の字数制限を超え、会話の相手もしてくれません。我が家にいるような気持になりました。「流行」にすべてを委ねることができないと、改めて感じました。また、ひとつ勉強になりました。4年生のみなさん、ありがとうございました。