学校ブログ 創立150周年の記録(主担当:校長)

科学の力とこちょこちょ磨きで、めざせ「100・20(じゅうまるにいまる)」を!

5年生は各クラス1時間ずつ、出前講座「歯の健康」を受けました。私が子どものころは「8020(まちまるにいまる)運動」が盛んで、これは、「80才になっても20本以上の自分の歯を保とう」という運動でした。しかし、今や「人生100年時代」とも言われます。子どもたちには、100才まで20本以上の健康な自分の歯を保ってほしいと願います、いまは「ごしごし」磨きでなくて、「こちょこちょ」磨きを推奨しているとのことです。フッ素入りの歯磨き粉も多く出て、歯ブラシについても進化が見られます。人生100年時代を生き抜く子どもたちには、今日学んだ「歯の健康の最新の情報」を活かして「100・20」を実現してほしいと願います。さらに、磯辺小250周年の年に、「111・20(トリプルスリー・ニイマル」を実現してほしいと願います。

虫歯菌も、現在では、顕微鏡で見るのが普通です。私の子どものころは、3本の剣先をもつ槍をもった頭に2本の角を持つ黒い悪魔が歯を攻撃しているイラストが虫歯菌の説明でよく使われていました。おもしろいけれど、真実味には欠けるものでした。今は、リアルで、怖さを感じます。

今日は、唾液に含まれる虫歯菌の数を色で示すテストも行われました。葉の健康の指導も、ずいぶん進化しています。虫歯菌の見える化が進んでいます。

最後は、こちょこちょ磨きの練習です。大きな歯の模型と大きな歯ブラシを使っての説明は、昔と変わっていなくて、そこにはホッとしてしまう自分がいました。歯医者でも、痛みを感じさせない治療が主流だそうです。科学の力を使って、「100・20」の実現をめざしてほしいと願います。