学校ブログ 創立150周年の記録(主担当:校長)

2023年12月の記事一覧

プレハブ校舎の建設現場より

南校舎の長寿命化工事に伴い、引っ越し先となるプレハブ校舎の建設現場の見学をしてきました。現場監督は、小学校での工事であることをよく理解していただき、子どもの安全を最優先に工事を進めてくださっています。1日2回ほど職員室を訪れ、工事の進捗状況を報告しながら、安全とともに子どもの教育活動に妨げはないか等を確認してくれています。
先日、ミキサー車が入り、渡り廊下のコンクリートを流し込んだ時には、ちょうど休み時間にあたり、多くの子どもたちが2,3階からその様子を眺めていたそうです。子どもたちが工事に関心を寄せていることにとても喜んでくださり、実は同様のコンクリート打ちの作業を予告いただいたのですが、昨日は個人懇談会で児童が下校した後の作業となったため、見てもらうことはできなかったですが、代わりに私が取材をしてきました。
子どもたちの注目を集めたミキサー車とポンプ車、それを使ったコンクリート作業です。歩数と巻き尺を使ってコンクリートの量を1立米と算出する姿を見て、工事現場では算数は大切だと改めて感じました。追加のコンクリートの量の計算は歩数3歩3m✕廊下の幅2m✕コンクリートの厚さ20cmでおよそ1㎥ほど、という内容が素早く確認されました。さりげないけど、かっこいいコミュニケーションです。




コンクリート打ち前の土間と、渡り廊下。


1階の職員室です。引っ越し予定日が1月13、14日の土日なったので、15日(月)の授業に支障が出ないよう、頭の中でシミュレーションをしています。

2階の家庭科室です。奥に壁から出ている4本のホースのところにレンジ台がつきます。

5年 マイエプロンづくり 

5年生の家庭科では、先週に引き続き、マイエプロン作りに取り組んでいます。そして、ある意味信じられないことですが、先週に引き続き、「ママの会」のボランティアの皆さんが、子どもたちのサポートに入ってくれています。
この授業、どのクラスもとっても雰囲気がよく感じます。「特別な授業をあなたにあげる、あったかいんだから~」
「ママの会」のサポートはもちろんですが、子どもたちが日ごろからクラスメイトとの関係がよいこともあると思いますが、近くの人、となりに人との学びあい、教えあいがとってもスムーズで、自然に感じます。そんなわけにもいかないですが、ミシンの授業がずっと続けばいいのになと思ってしまいます。




プレハブ校舎の建設工事の工期が後ろにずれたため、南校舎の引っ越しが年明けになってしまいましたが、家庭科室の引っ越しに向けて、これも「ママの会」の皆様が家庭科室の物品の梱包作業を行ってくれました。本当にありがとうございます。

3年理科「太陽の光」実験大成功

運動場で、虫メガネをを手にした子どもたちが、何やら真剣に話しています。「虫メガネを使えば、太陽の光で火がつく」とは、聞いたことがあるのだけれど、果たしてどのようにすればそれが実現できるのか?そんな学習に取り組んでいる様子でした。前半は焦点が見つけられず、試行錯誤している様子でした。


となりで1年生が「スポーツおにごっこ」の授業をやっていたので、そちらを見ていると、「2秒で煙を出す方法を見つけました」と3年生の子に呼び止められました。「ダンボールの上に葉っぱを置くと早く焦げる」、「虫メガネを土で固定するといつも同じように焦げる」など、1年生の様子を見ているたった10分間の間に、ダンボールを焦がす、最短、最適なレンズとの距離を見つけるだけでなく、いろんな方法を発見してくれました。「葉っぱを使う」「虫メガネを固定する」これは子どもならではの発想なのかと思います。予備知識がなく、無垢な心で実験に向かうことができる子どもたちの発想のすばらしさに、感動しました。



1年 主体的、対話的なスポーツおにごっこ

1年の体育では、8時間かけてスポーツおにごっこの授業を行います。幼稚園、保育園でも行った児童もいるので、ルールを確認したら、早速作戦会議を行います。他のチームに聞かれないように気をつけて作戦を練っています。各グループに作戦名を聞いて回ると、
「バラバラ作戦」「守り作戦」「はさみうち作戦」と、即座に答えてくれます。このことからも、作戦が全メンバーで理解できていることがわかりました。1年生もやりますよ。作戦が早めに終わった青チームは、早速作戦に基づいて動きを確認しています。




「ばらばら作戦」vs「守り作戦」 一進一退の攻防が続きます。



「守り作戦」vs「はさみうち作戦」 見事は「はさみうち作戦」成功!

4年稲作体験のしめは「しめ飾りづくり」で〆

5月より、田おこし、代かき、田植え、水田管理、稲刈り、天日干し、脱穀まで手作業で行ってきた、4年稲作体験学習のしめは「しめ飾り」づくりにチャレンジしました。今回も、講師は田植えからずっとご指導いただいている村田さんです。村田さんのご指導があってのことでありますが、しめ縄づくりは「上手に」とはいかないですが、4年生でも十分できる作業でした。1年通してその成長を見届けた思い入れのある稲わらを使って、正月を迎えるための「しめ飾り」づくりの体験は、子どもたちの活動を垣間見ていた私ですら、とても感慨深いものとなりました。昔の人たちがしめ飾りをt作りながら、1年の収穫に感謝し、家内安全、豊作等を願いながら新しい年をお迎えする気持ちがこれまでよりも理解できたように感じました。しめ飾り一つにもストーリーが感じられる稲作体験を間近で見られたことをとても幸せを感じます。



基本的に、しめ縄はペアの子に端を持ってもらい、束ねたわらをひねりながら結っていきます。達人は足の指で押さえながら一人で結っていきます、






各家庭でしめ飾りを見るたびに、この1年の活動が思い出されるような気がします。中日新聞の記者さんも取材に来られました。



活動の最後は、みんなでお掃除。この掃除ですら、昔の人が年末に大掃除をすることに抱いた特別な意味を感じられたような気がします。