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勇気ある行動に拍手

   11月11日の登校中に、2年生の男子5名が「倒れた人を助けた」との一報が入りました。その5名に詳しく事情を聴いてみると、登校中に通学路でお年寄りの方が段差につまずき、顔から血を流した状態で動けなくなっていました。そこへ5名の生徒が通りがかり、

 

①「大丈夫ですか」と声を掛けた。

②出血していたため、近所の方からタオルを借りて止血に使った。

③救急車を呼ぶために、通行人の方に協力を要請し、携帯電話で119番をかけてもらった。

④電話をかけた方に土地勘がなかったために、電話を交代し、救急隊員にケガや場所などの状況説明をした。

⑤救急車が来るまで、その場に留まり、お年寄りを見守っていた。

 

上記のような救助行動をとったそうです。1人の生徒は、「怖くてドキドキした」「血を見たときは保健の授業で習った止血法が思い浮かんだ」と、その時の様子を振り返って話していました。みなさんが同じ状況に出くわしたらどうでしょうか。彼らの立派なところは、まず声をかけたことです。声をかけなければ、その方はいつまでもそこに放置されていた可能性もありました。そして、自分たちでは解決できないことを周りの大人たちに協力を要請したところです。救命救急の講習を受けた大人でさえ慌ててしまうような状況で、中学2年の生徒たちがここまで対応できるとは、本当に立派で誇らしいことです。また、保健の授業で習ったことが生かされたこともよかったと思います。今回のようなけが人が出ないことが一番ですが、いざというときのために講習を受けたり、日ごろから人命救助の方法を確認したりしておくことは大切だと、彼らの行動から再確認させられました。そして、この勇気ある行動にみなさんで拍手をおくりましょう。