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「スマホ・ネット・ゲーム依存から前芝中生を守ろう!」(学校保健委員会)

 6月5日(木)の5時間目に学校保健委員会を行いました。はじめに、保健委員会のみなさんから前芝中生のメディアに関するアンケートの集計結果を発表してもらいました。全校の7割の生徒が今の自分のメディア使用について改善したいという考えをもっていることがわかりました。

 続いて、NPO法人You&Me代表理事の倉石宗範先生から、「スマホ・ネット・ゲーム依存から子どもを守る」というテーマでお話をしていただきました。海外ではゲーム中毒で餓死する人が数百人いるという衝撃的なお話から始まり、ご自身の2度にわたるゲーム依存の経験をもとに、様々な視点からお話をしていただきました。

 まず長時間使用することで、睡眠の質が下がったり脳が変化したりするという二つのリスクについてお話がありました。脳が変化するとは、具体的には①キレる(情緒障害)②やめられない(依存)③成績が落ちる(脳疲労)の3つ。①は、長時間使うことで前頭前野の活動が抑制されると、自己制御能力が低下し、感情のコントロールが難しくなるからキレやすくなる。②は、興奮物質のセロトニンやドーパミンが出続けることによって、やめたとしても脳が欲しがり、またその興奮を求めてしまうからやめられなくなる。脳の過敏化(止まらない回路ができてしまう)。一つに依存する人は他のものにも依存しやすいそうです。③は、脳疲労が原因。肉体の疲労は寝れば回復するが、脳疲労は寝るだけでは回復しないから、その脳疲労によって成績が下がる。

 多くのリスクを教えていただき、最後にセルフコントロールの第一歩は、「スマホやゲームに使う時間を知ること」から始まるということを伝えてくださいました。6月9日(月)~13日(金)は、ちょうどメディチャレ週間であり、11日(水)からはテスト週間です。「一人でがんばるのは難しいので、誰かとがんばることが大切。がんばろうと思える人とぜひチャレンジしてほしい」というメッセージを最後にいただきました。今度のメディチャレは、本気で学校で、家庭でがんばってみませんか?