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5の4お話タイムを参観しました

5の4お話タイムを参観しました

令和4年5月19日

 

 本日、5年4組のお話タイムを参観しました。テーマは、「兄弟関係、どの立場がよくて、どの立場が大変なの?」です。黒板を4分割し、立場ごとの思いを確認できる。また、ネームプレートを使用し、子どもたちの発言の足跡を確認できるような工夫があります。

「姉の言うことをきかないといけない」「姉にこき使われる」「似ていて、パシリ」「真ん中は、もっと大変」「上から使われ、下からねだられ。挙句の果てに、下に譲れよ。ばかと言われる」

 負の意見が多いものの、どの子も土俵に乗れるテーマです。笑いや相づち、つぶやきが絶えません。話し合いに夢中になっている姿が確認できました。

 負の意見が多勢をしめる中、「姉は優しい。いろいろなものを貸してくれる」との意見。皆の注目を集めます。しかし、主流は負の意見。「お姉ちゃんなのだからと言われる。だから、何だよと言いたい」「比べられる」「上からいろいろ言われるけど、スポーツなら俺の方ができる」苦労話を大きく誇張しながら、意見が出されます。

 担任が、「一人っ子の話も聞きたいな」と切り込みます。「いやでもある。いいでもある」「一人はいや」「ひま」まとめの時間、「どの立場も苦労している」との意見で、話し合いがまとめられました。

 今回、担任が話し合いに課した目的は三つ。「楽しい話し合い・自分の意見を言う・相手の話を聴く」発言と同時に、つぶやきが消え、聞き入る姿から、これらの目的は十分達成できていることを確認しました。生活を基盤に、学習を展開する。そして、学びを生活に還元する。そんな一コマを垣間見ることのできたお話タイムでした。



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