日誌

2022年3月の記事一覧

令和3年度修了式を行いました

令和3年度修了式を行いました

令和4年3月25日

 

 昨日、令和3年度の修了式を行いました。初めに代表児童が、1年のがんばりと来年度の抱負を述べました。どの子も学習面、運動面、精神面での成長を自覚し、わかりやすく表現していました。私自身、子どもたちの大きな成長に驚くと同時に、喜びを感じました。

 校長訓話では、二つのことを話しました。一つ目は、修了の意味です。「修了であって、終了ではない。終了は単に終えること。しかし、修了は修めることである。例えば、学習して終わりでなく、学習した内容が身についていなければいけない。身につかないまでも、努力をした経験がなければいけない。担任から通知表をもらうとき、修了証があるか確認しなさい」子どもたちは、緊張したおももちで通知表を受け取ったのではないでしょうか。

 二つ目は、目標をもって学習や生活に取り組むことです。「目標をもつことで、成果が上がる。4年生の女子で、後ろ三重はやぶさができるようになった子がいる。校長先生は、三重跳び、未だ2回だがこれからもがんばる。みんなも自分なりの目標をもってがんばろう」

 3月31日をもって、本年度が終了(修了)します。この1年、学校として何を修めたのか。新年度何を修めるのか。子どもたちの活躍と成長を振り返りながら、今一度じっくり考えてみます。

 追伸 3名の職員が転任となりました。糸柳 良和先生、新井 安則先生、中島 真里支援員です。どの方も、子どもたちに寄り添い丁寧で温かい指導や支援を心がけてくださりました。この場を借りて、ご報告いたします。





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第70回卒業式を終えて

70回卒業式を終えて

令和4年3月18日

 

 本日、伊奈自治会長、白石PTA会長をはじめ、ご来賓、保護者のご参列のもと、無事、卒業式を挙行することができました。コロナ禍ということもあり、人数制限や人選をした上での式ではありましたが、子どもたちの心に残るよい式になったのではと思います。

 さて、卒業式は、正式には「卒業証書授与式」と言います。つまり、式中最も大切にされなければならない時間は、証書授与ということになります。6年間の教育課程を終え、心身ともに成長した。もう小学校で学ぶべきものは何もない。これを知らされるのが証書授与であると思います。誉れなことであると思います。しかし、「ここは既に君の居場所ではないぞ」と突き放される場でもあると思います。今までの自分を見つめ直し、新たな自分づくりを決意する。この瞬間、人は奥歯をぐっとかみしめ、目線を遠くに移し、背筋を凛と伸ばします。

 呼名時の子どもたちの返事が印象的でした。どの子も大きな声で返事をします。とても立派でした。ただ、元気よく大きな声で返事をするという行為には、何ら価値はありません。その背景にあるもの、例えば過去の行為や学び、そして現在の活躍や今後の抱負、そういったものを他に誇ることができる。その自信が、大きな声となって表出される。だからこそ、返事に価値が灯るのです。今日ほど、6年生が頼もしく思えたことはありません。壁面いっぱいに飾られた大書も、証書授与の場としの雰囲気を存分に醸し出していました。

 第70回卒業式は、幕を閉じました。次は、第71回卒業式です。新たなストーリーの幕開けです。

          

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4年生 校外清掃活動

4年生 校外清掃活動

令和4年3月17日

 

 3月16日(水)の午後、4年生が校外に出て、清掃活動を行いました。先日紹介した通り、SDGs学習の一環としての活動です。この1年間、自然環境の維持について継続して学習してきました。この学習を通し、持続可能な社会づくりを自ら動くことで実現させたいという願いを込めての清掃活動です。

 

1組:北山町歩道  2組:曙町松並遊歩道  3組:南部中敷地内松林  4組:北山町歩道

 

 実践後の振り返りを読むと、活動許可への感謝の気持ちや、美化活動への満足感など素直な文体で表現されていました。本日、全校放送での校長訓話でも4年生の活動を紹介し、盛んに称賛しました。

 今回、校長として新たな学びをしました。子どもたちのために、学校・保護者・地域が支援をすることは大切なことです。ただし、子どもたちが、学校・保護者・地域のために働きかけをすることも大切です。今後も、地域のために主体的に動ける人材を育てるといった方向性をもち、教育活動を展開していきたいと考えます。今回、多くのボランティアの方にご協力いただきました。ありがとうございました。





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階段の踊り場を掃除したら

階段の踊り場を掃除したら

令和4年3月16日

 

 3月18日は卒業式。6年生へのせめてものはなむけと思い、昇降口から教室までの導線上の階段踊り場を掃除しました。古い校舎なので、壁は黒ずみ、窓枠に蜘蛛の巣も見られます。脚立を使い、丁寧にそうじをしました。

 この間、多くの6年生が通りかかり、「校長先生、ありがとうございます」と口々にお礼を言ってくれます。校長の意を汲み、自然に出てきた感謝の言葉であったと信じています。この言葉を聞き、いろいろな意味で喜びが沸き上がりました。

一つ目は、本校の教育活動の確かさについてです。人からの厚意に対して、素直に感謝の気持ちを態度に表す。このことができていることを検証することができました。私たち教員は、自らの教育活動を子どもの姿を通し、評価していきます。中には、しばらく階段にいつき、何度も何度もお礼を言う子もいました。子どもとの距離感もぐっと縮まった感があり、うれしかったです。

二つ目は、卒業式を大事な式、大事な日と位置づけ、仲間と共に楽しみたいという気持ちが感じられたことです。仲間も通る階段や廊下がきれいであってほしいと願う気持ち。これは、まさしく仲間を思いやる心に通じます。

 三つめは、共通の思い出を享受できたことです。話しかけてくる子に対し、「一緒にやった鬼ごっこ、楽しかったよ」と話すと「私も楽しかったです」との返事。短い触れ合いの中で、楽しい時間を共有できました。

 今週末、6年生は本校を巣立ちます。校長室の前の掲示板に、崩し文字で「翔」というカードを掲示しました。読み方は、「はばたけ」。祈りを込めて揮毫しました。

 

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新班長会を開きました

新班長会を開きました

令和4年3月10日

 

 本日の朝、通学班の新班長を集め、新班長会を行いました。冒頭、通学団担当 石川教諭から「登校時、子どもたちが安全に登校できているのは班長のおかげだと思っている。これからもがんばってほしい」との激励の言葉。新班長たちは、背筋が伸びる思いで会に臨みました。

その後、登校チェックカードが配られ、登校の様子について自己評価するようにとの指示が出されました。チェック項目に留意しながら、新班長はそれぞれの務めを果たしていきます。

 

【チェック項目】

1 集合時間・到着時間を守ることができた

2 班でまとまり、1列で並んでくることができた

3 あいさつをしっかりすることができた

4 決められた通学路を通ることができた

5 一時停止、左右確認など正しい横断ができた

 

 来年度から、子どもたちの登校時刻を遅らせます。学校到着時刻が、8時~8時10分となるようにします。朝、余裕をもって朝食をとり身支度を整えて登校できるようにするためです。あいさつについては、引き続き指導していきます。ただし、大きな声を出すことだけが、あいさつではありません。コロナ禍では、発声をおさえます。目と目を合わせ、会釈をするといった方法も指導していきます。

 

 余談ですが、本日こんな一幕がありました。4年生の子ども3人が校長室を訪れ、「1年間SDGsの勉強をしてきました。通学路に落ちているごみが気になります。ぜひ、掃除をさせてください」との申し出がありました。うれしくてうれしくてたまりませんでした。本校は、教育活動の中心にESD学習を据え、子どもたちに指導をしています。ごみ拾いという活動は、社会参画を意味し、まさにESD学習が目ざしているものです。町でごみ拾いをしている様子を見たら、声をかけていただけるとありがたいです。

 

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