ESD

【令和7年度老津小学校のESDの取り組み】

<活動の概要>

・本校は、地域や社会のさまざまな問題をとらえ、「人とのつながり」と「体験・本物」をもとにしたESDの実践を通して、考える力の育成を目標とした活動を展開しています。

・具体的には、「地域を愛する心」、「地域の歴史と文化」、「地域の未来と自分の未来」を柱に取り組みました。

 

 

◆地域の伝統文化から学ぶ(3年)

3年生は、小学校に隣接する老津神社の宮司を招き、地域の祭りの目的や歴史について話を聞きました。そして、奉納される舞の横笛の演奏を聴き、祭りに参加する人には、さまざまな役割があることを知りました。話を聞き、祭りの大切さを感じた子どもたちは、地域の人も同じ思いでいるかを確かめたいと考え、身近な大人にインタビューをしました。すると、参加するだけならよいが、舞を舞ったり、やぐらを組んだりすることに消極的な意見があることがわかりました。大切に思う祭りを今後も存続させるために自分たちにできることはないかを考え、ポスターを作って参加を呼びかけたり、将来、舞を踊る役に立候補し、祭りを盛り上げたりしたいという思いをもちました。 

▲3年出前授業の様子

 

◆歴史から学ぶ(4年)

社会科の「郷土の発展につくす」という単元をESDの視点で捉え、4年生は「かがやく文化を受け継ぎ、未来へとつなぐ」というテーマで総合的な学習に取り組みました。かつて漁業が盛んだった老津が、どうして現在のような農業が盛んな地域へと変化してきたのか、昔の地図や郷土史から疑問に思ったことを調べ、さらには地域の古老から話を聞き、追究していきました。そして、自分たちが調べてわかったことを全校児童や地域に向けて発信しました。その締めくくりには、漁業から農業に切り替える際の苦労に思いをはせ、諦めずに努力し続けたことに敬意をはらい、今後もこのことを語り継いでいきたいという思いをもちました。

▲4年出前授業の様子

 

◆平和の尊さを学ぶ(6年)

6年生は、社会の太平洋戦争の学習で、豊橋も空襲の被害を受けたことを学びました。さらに、総合的な学習では地域の近くでも渥美線電車機銃掃射事件という惨劇があったことを知り、どのような被害があったのかを証言集をもとに調べ、学習を進めていきました。被害者の遺族や語り部の話を聞き、事件のあった現場へも出かけました。これらの学習を通して感じた戦争の悲惨さや戦争のない日本を未来につないでいくために、自分たちにできることについて考えを深めました。

▲6年校外学習の様子

 

◆アジア・フレンドシップ事業(5年)

<活動の目的>

・「総合的な学習の時間」に米作りに取り組んでいる5年生に、学びの有用性を実感させ、学習に向かう意欲を高める。

・アジア各国出身者を講師に招き、それぞれの国の米料理に関する料理講習会を開催する。

・学んだことを新聞にまとめ、家庭や地域に回覧したり掲示したりする。

<事業の実績と効果>

アジア料理(フィリピン)の講習会を通して、アジア文化の一端に触れ、異文化理解を深めることができました。学んだことを新聞にまとめる活動を通して、表現力を育んでいます。コミュニティ・スクールの一貫として、保護者数名の活動支援も得られ、地域・保護者共ともに、本事業への理解を深めることにも有効でした。

▲5年アジア・フレンドシップ事業の出前講座の様子