学校日記

6年 戦争体験のお話を聞く

6年生は、玉川っ子発表会に向けて、戦争について学んでいます。
今日は、豊川海軍工廠で空襲を体験された浅若さんが玉川小に来てくださいました。
浅若さんは90歳。
戦争の語り部としていろいろなところで話している方です。
中学生だった浅若さんは、学徒動員で海軍工廠に勤めていたそうです。
そして、昭和20年8月7日を迎えました。



これは、「千人力」というそうです。
戦地に向かったお兄さんのために、お母さまが千人の「力」という字を集めようとしていました。
しかし、千人集まる前に、沖縄から悲しい知らせが届きました。
タンスの中にしまってあった無念の日の丸です。


海軍工廠の地図
小さな点は空襲で爆弾が落ちたところの印です。
点の数はおよそ3300。


小学校1年生から、空襲に備えて、目と耳をふさぐ練習をしたそうです。
爆音爆風から眼球と鼓膜を守るためです。
先生がパンと手をたたいたら、ぱっとおさえます。



浅若さんのお話に集中する子どもたち。
メモの紙は足りなくなり、追加をもらって、書いていました。
休憩の時間には、みんなが浅若さんの周りに集まり、地図などの資料に見入り、質問をしていました。

直接、戦争体験を聞く機会はこれからなくなっていくでしょう。
この大切な時間をかみしめたいものです。
浅若さん、ありがとうございました。