日誌

2022年12月の記事一覧

冬休みを迎えました

冬休みを迎えました

令和4年12月26日

 

本日、三校交流(南部中・福岡小・栄小)の一環として、午前中6年生児童を中心に、南部中学校敷地内にて清掃活動をしました。中学生にまみれながらの活動です。90Lビニル袋が山積みになるほどのごみが集積されました。6年生の児童に活動の気づきを質問したところ、「中学校が大きく広いことがわかりました」とのこと。この気づき一つをとっても、三校交流の意義を再確認できました。

さて、終業式での校長訓話として、冬至にまつわる話をしました。今年は、冬至が12月22日であること。冬至は、1年の中で最も昼が短く、夜が長いこと。昔から縁起の悪い日とされているので、縁起の良いものを食べる習慣があること。縁起の良いものとして、「ん」がつく食材が食べられること。「ん」がつかないかぼちゃが食される理由は、別名「南瓜(なんきん)」他にも、けんちんうどん(にんじん・だいこんが豊富)が食べられることなどを紹介しました。

 かぼちゃ・にんじん・だいこん等の野菜は、栄養たっぷりの食材です。暗くて寒く体力を消耗しやすい時期に栄養価の高いものを食べ、健康な生活を送り続けたいと願う先人の知恵を感じずにはいられません。

 最後に、「冬至は12月21日の場合もありますよ。理由を『閏年』という言葉を使って説明できますか」という問題を提示しました。栄養にまつわる考え方が、国語的・社会科的な考え方だとすると、これは理科的・算数的な考え方となりそうです。

 先人同様、未来を担う子どもたちには、生活を潤すための知恵を高めさせていきたいなと考えます。

 読者の皆様、今年一年間お付き合いいただき、ありがとうございました。来年もお付き合いの程、よろしくお願いします。

 

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6年1組 再びお話タイム参観しました

6年1組 再びお話タイム参観しました

令和4年12月15日

 

本日、6年1組のお話タイムを参観しました。テーマは、「レジ袋の有料化に、賛成か反対か」前回同様、子どもの作文発表から、設定されました。必要だと思う子は帽子を白。必要でないと思う子は帽子を赤にし、それぞれの立場を知らせ合います。白帽(賛成派)が圧倒多数。赤帽(反対派)は6人という状況です。

討論は、白帽(賛成派)の意見から始まりました。「賛成です。海に流れてカメとか食べたりする。環境に悪いからです」「似ていて、4年生の時に習ったことで、今、海の中は魚よりもごみの量の方が多い。有料化で重さがちょっとでも減るかも」既習の内容を使っての説明です。同じく、「4年生の時にSDGsで、マイクロプラスティックが増えていることを知りました。有料化で少しでも・・・」

 「ここらで、少数派の意見も聞きたいな」担任の一言で、赤帽(反対派)の意見が出始めます。「レジ袋、使い終わったらごみ袋にしているよ」「調べてみると、エコバックとそれほど変わらない。スーパーで、ごみ袋を渡してもらい、そのまま使ってくださいとしてもらった方がいい」「レジ袋代ばかりかかって、お金が無くなったら自分にメリットがない」

 生活に即した考えを引き出すために、担任が経験談を話します。「エコバックって、いつも持っているわけじゃないよね。弁当買って、レジ袋なしで持って帰るのって熱くて運びづらいんだ」するとすかさず、「ゲ〇キ-では、環境にいいごみ袋をただでくれるよ」この意見を皮切りに帽子の色を変える児童が増えていきます。反対派が半数以上を占めるようになりました。「お金の節約になる」「有料のごみ袋を無料で配ってほしい」「スーパーとかに肉とか包むビニル袋みたいに、無料で配る物もある。有料化しても変わらない」

 終了時間が近づき、担任より「有料化については大人も意見がわかれます。有料化のきっかけ知っていますか?小泉大臣が始めたんだよ。良いか悪いか先生にもわかりません。1020年後の社会がどうなっているのか、大人になってから確認してください」との話。最後に提案者が、「自分は賛成意見だったけど、考えを変えました。確かに環境には悪いけど、買う人が減らないからです」

 学びを生活に照らし合わせた時、その子の学びはさらに深まります。そのためにも、担任による視点の提示が必要となります。話し合い中、数人の子同士、小声で話し合う場面も見られました。型にはまらず、のびのびと学び合う自治的な集団を確認できました。

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