日誌

2022年6月の記事一覧

1の1お話タイム参観しました

1の1お話タイム参観しました

令和4年6月29日

 

本日、1年1組のお話タイムを参観しました。業前15分間の話し合い活動で、話し合いの仕方を訓練すると同時に、温かな学級の雰囲気づくりをねらいます。1年生にとって、話し合い活動は初めての取り組み。そのため、丁寧な取り組みが必要となります。

話し合いに先立ち、担任は黒板に「かおをみてきく」「みんなにきこえるこえで」とめあてを板書します。その上で「きょうのあさがおちゃん、どうだったかな」とテーマを伝え、発言を促します。「みんなに会えてうれしいと言っていた」「具合が悪い」「つるがくっつき、痛いよと言っていた」子どもたちは、アサガオを擬人化してとらえています。単なるモノではなく、ヒトととらえることでより身近な存在となります。同時に、想像力も鍛えられます。

 「敵がいるから、早く元の所へいきたいと言っているよ」子どもの発言に、すかさず担任は切り返します。「敵って何?」「ミノムシ」「オオクロアリ」「痛いって言っているよ」虫の問題は、将来的に農薬問題に発展させられるかもしれません。

 「どうしよう。良い方法教えて」担任は、課題解決に向けての話題に切り替えます。「新しい巣を作る」「お父さん、お母さんに頼む」子どもらしい解決策が出されたところで、終了の時間です。

 最後に、担任は「顔を見て聞けたか」「みんなに聞こえる声で話せたか」子どもたちに自己評価をさせ、子どもたちのがんばりを認めます。

 今回のお話タイムで次の2点を確認しました。①ねらいと評価を取り入れることで、話し合いの力をさらに伸ばすことができる ②1年生でも活動内容を工夫することで、問題解決的な学習が可能となる

 鉢植えのアサガオは、今満開。軒先いっぱいにかわいらしい花を咲かせています。アサガオの花に負けじと、かわいらしい顔が教室いっぱいに咲き誇っていました。

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6の2お話タイム参観しました

6の2お話タイム参観しました

令和4年6月22日

 

本日、6年2組のお話タイムを参観しました。テーマは、「ペア交流 これまでは これからは」。本年度は、異学年交流を行っています。6年生のペア学年は1年生です。放課のたび、1年生のフロアーでは6年生と1年生の触れ合いの様子が、見られます。スタートから2か月。その成果と共に、子どもたちの率直な感想を確認する絶好の機会でもあります。

「何をしていいのかわからない」「自分のことができない」「注意を聞いてくれない」「行きたいところがバラバラ」おやおや、困りごとの紹介が多いようです。意外でした。ただ、「よい子なので、困ったことはない」との発表も見られました。

 担任は「いつも楽しそうにしているように見えました。困っていることがたくさん起こっているようで、意外でした」と、不思議そうな顔を装います。続けて、「これからどんな交流をしていったらいいのか、となり同士で話し合ってみて」と促します。

 相談後、解決策について案を出し合います。さすが6年生。生活の場面で生じた課題について、具体的な方法を作り出します。「いきたいところがバラバラだから、分けて対応すればいい」「反対、放課の時間は短い。分けていくとそれぞれの遊びが、数分しかできなくなる」「ぼくならじゃんけんで決めるよ」「他の人にも手伝ってもらう」単なる方法の出し合いではなく、その方法の有効性についての検討も見られました。

「1年生が思う通りにやればいい」「注意も大切。マナーも指導する」「まずは、6年生が静かにするなど態度を改める」「いうことを聞いてくれなければ、先生に言いつけるぞとおどす」時々、子どもらしい発想も見られます。

 最後に担任より、くじ引きを利用した雨の日の遊び方についての紹介がありました。今回のお話タイム、15分という時間の中で「生活の中から課題を見つける」「課題解決の方法を考える」「解決法の有効性について検討する」といった活動を確認できました。学びを生活に生かす。栄小学校の子どもたちが、その姿に向かって一歩一歩 歩み続けていることを確認することができました。

 

 

 

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3の4お話タイム参観しました

3の4お話タイム参観しました

令和4年6月15日

 

本日、3年4組のお話タイムを参観しました。スタート時、担任はプリントの束をシャッフルします。事前に、子どもたちにテーマを書かせたプリントです。「どれにしようかな」子どもたちの目は、プリントにくぎ付けです。プリント1枚をおもむろに引き抜き、「好きな曜日について」と紹介します。

「曜日は何個ある?」「何曜日から始まる?」基礎的なことをおさえたうえで、子どもたちの発言を促します。「月曜日、好きな習い事があるから」「土曜日、宿題を好きな時間にできるから」「日曜日、日曜しか休みがないから」教師による指名ではなく、相互指名(子どもが指名する)によって、発表が進められます。「土曜日、お留守番できるから」「土曜日、好きなアニメが見られるから」子どもたちの発言から、個々の生活が見えてきました。「金曜日、お父さんが早く帰ってくるから」ああ、授業参観の場で、お父さんに聞かせてあげたかったなあ。「土曜日、疲れが取れるから」疲れるのは、大人も子どもも同じなのですね。

話し合いは、テーマを設定した子がまとめました。「土曜日が多いです。習い事と関係があるのだと思います。誰が何を習っているのかもわかってよかったです」教師だけでなく、子ども間の理解も深まったようです。最後に担任が、「先生は、金曜日が好き。〇〇がすすむから」私を含めて、何人かの参観者が頷いていました。

 梅雨空のもと、3年4組の教室では、子どもたちの笑顔が輝いていました。

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5年生 バリアフリーについて勉強しました

5年生 バリアフリーについて勉強しました

令和4年6月4日

 

本日、市の建築指導課の方々を講師に、5年生を対象に車いす体験を実施しました。二人一組での車いす体験、一人は運転を一人は補助をします。朝から気温が上昇し、どの子も汗をかきながらの体験活動となりました。

土やコンクリートの上を走ったり、スロープを通り昇降口に入ったりと体験は続きます。

体験後は、体育館の中で、グループごと車座になり振り返りをします。「コンクリートは走りやすいが・・・」「休憩しなきゃむり」「車いす運転、腕が痛くなった」体験をもとにした感想です。「車いす、大変なことがわかった」「段差では、補助者も大変」「一人で車いすを運転している人がいたら、助けてあげたい」疑似体験で得た感想をもとに、自身の生活を見つめ直す意見も見られました。

「栄の子たちは、学習に前向き。しっかりした考えをもち、話し合いに参加できる」スタッフの方からのお褒めの言葉です。バリアフリーには、ソフト面とハード面があります。昇降口前のスロープは、車いすにとってハード面としてのバリアフリー機能は十分ではありませんでした。しかし、優しい心、助け合いの心と言ったソフト面を充実させることで、十分に補うことができそうです。

今回、体験活動の有効性を再確認するとともに、心の持ち方の大切さを子どもたちに意識させることができました。人に優しい町づくり。また一歩、近づけた気がします。





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