日誌

R7学校日記(2学期)

3年生「いのちを見つめる学習」1/2 ~牛を育てる人のお話しから知るいのちの重み~

 3年生が、農場で牛のお世話をしているかたがたをお招きし、「いのちの大切さ」を考える学習を行いました。当日は、なんと本物の牛やヤギも学校に来てくれました。まずは教室でのお話から始まりました。1日に1頭の牛からどれくらいの牛乳がとれるのか、どんなえさを食べているのかを教えていただき、実物のえさの匂いを確かめる体験もしました。子どもたちは酸っぱい香りに驚きながらも、「パイナップルだ!」「これはおからかな」と、見事に当てていました。その後、牛の赤ちゃんが生まれる場面の動画を観ました。生まれそうな牛の赤ちゃんの足に縄をかけ、農場のかたが力いっぱい引っ張る様子に、思わず「がんばれ!」と声をかけていました。赤ちゃんが生まれた瞬間には、教室の中から「やった!」と歓声があがりました。生まれて30分程で立ち上がる赤ちゃん牛の姿に、「すごい!」と驚きの声があがり、ふだんの授業では味わえない実感のこもった学びになりました。

手作りココアで、がんばった子どもたちにごほうびを

 新川マラソン大会の後、子どもたちが楽しみにしているもの。それが、あたたかい「ごほうびココア」です。これまでPTA中心で行ってきた取り組みですが、昨年度から「新川コネット」を活用し、協力していただけるかたを募りました。前日から集まり、ココアパウダーや砂糖を丁寧に計量するなど、準備は全て手作り。当日は、子どもたちが真剣な表情で走っているその裏で、「がんばれ!」という思いを込めながらココアを作ってくださいました。走り終えた後のココアは、まさに格別。「○○さんのお母さんだ!」「ぼくたちのために作ってくれたんだね」「目標達成!ココアがおいしい!」子どもたちの笑顔と言葉から、心までぽかぽかと温まっていくことがわかりました。自分の力を信じて走り切れたのは、一人一人のがんばりと、陰から支えてくださる大人の存在があってこそ。ご協力いただいた皆様に、あらためて感謝申し上げます。

今週の花「金魚草(スナップドラゴン)」

 「花は『花一』」さんから届いた「今週の花」は、「金魚草(スナップドラゴン)」です。金魚草を見ていると、たくさんの「口」のようなものがたくさんついています。この口には、金魚草ならではの秘密があります。花を少し押すとパクッと開きますが、チョウの軽さでは開かず、体重のあるミツバチが開けられるようになっています。ミツバチが花の中に入ると、体に花粉がつき、次の花へと運ばれます。金魚草は、この仕組みで花粉をしっかり届けてもらう工夫をしていると考えられています。色も形もいろいろで、まるで金魚たちが群れて泳いでいるように見えることが名前の由来。上の方に少しずつ花を咲かせていくので、「今日はどこまで咲いたかな?」と、毎日の変化も楽しめます。金魚草が、教室に彩りを与えてくれています。

新川マラソン大会

 12月に入り、冷たい空気が少しずつ冬の訪れを知らせてくれる中、今年も新川マラソン大会を開催しました。走るにはぴったりの天気になり、どの子もやる気いっぱいの表情で運動場に集まりました。2週間前からの強化マラソンでは、「タイムを縮めたい」「最後まで走り切る」「去年の自分に勝つ」など、それぞれが自分の目標を掲げて練習してきました。本番では緊張もあったはずですが、スタートラインに立つ姿には、これまでの努力の自信がうかがえました。マラソンは、「自分との戦い」と言われます。途中で苦しくなっても、足を前に出し続ける。ゴールした瞬間、子どもたちからは精一杯走り切った達成感が伝わってきました。レース後には、新川コネットの皆様が用意してくださった温かいココアをいただき、緊張もほぐれてほっと笑顔。心も体もたくましくなったことを実感できました。なお、学年閉鎖のため参加できなかった5年生は、来週に実施を予定しています。フレー、フレー5年生!

6年 赤ちゃんと出会って感じたこと 赤ちゃんふれあい学習2/2

 後半はいよいよ赤ちゃんと出会いました。子どもたちは事前に考えてきた質問をもとに、お母さんから妊娠中の気持ちや出産までの苦労、赤ちゃんが生まれたときの喜びなどを聞き、「大事にされて生まれてくるんだね」とうなずいていました。赤ちゃんは一人では何もできず、2~3時間おきの授乳、泣いたら抱っこやオムツ替え、動き出したら危なくないように見守る必要があることを知ると、「本当に大切に育てられているんだ」と温かい気持ちになっていました。赤ちゃんの顔をのぞき込むなどする中で、子どもたちの表情は一層柔らかくなり、「かわいいなぁ」という声があちこちから聞こえてきました。この学習は、育児の大変さや喜びを知るとともに、自分自身も大切に育てられてきたことに気づく貴重な体験となりました。