学校ブログ 創立150周年の記録(主担当:校長)

2024年1月の記事一覧

3年出前授業「豊橋の今と昔」

3年生は11月2日まで施設改修工事のため休館となっている二川宿本陣資料館の学芸員を講師としてお招きし、「豊橋の今と昔」をテーマとした出前授業を受けました。各クラス1時間ずつ、合計3時間にわたって、出前授業が行われました。3年生は社会で「今と昔のくらし」について学んでいるので、講師の方をお迎えする前から、タブレットで昔のくらしや道具について学んでいました。私が一緒に受けた授業の中で少しショックだったのは、「ダイヤル式の黒電話」が「昔の道具」として紹介されたことでした。子どもたちは「旅館で見たことがある」と、元気に発言していましたが、子どもたちにとってはわたしの世代はもう、「むかしの人々」となっているようです。「むかしのくらしを子どもたちにリアルに語れる年齢になったのだなあ」と思いながら、キーボードを打つ手の甲に深く刻まれたしわを眺めています。

磯辺小の3年生は学ぶ姿勢が特にすばらしいです。講師の方が話される一言一言に「知ってる」「見たことある」「聞いたことがある」と反応しまくりです。この授業だけで通知表をつけたら、「主体的に学びに向かう姿勢」はみんな花丸、特Aです。今日もまた、輝く子どもの姿に出会うことができ、大満足です。

昔の磯辺校区の様子についても、写真とともに話していただきました。高師緑地公園やほいっぷのある場所の昔の写真を見て、ここでも子どもたちは「へえ~」「すごい」「わかるわかる」と抜群の食いつきと反応を見せていました。私が子供のころ見たことある写真に対して、「色がついている」と声をあげる子もおり、「それ、昭和40年代ですよ。色もつきますよ!」とつぶやいていました。最後は、用意してくださったプリントで授業の振り返りを行いました。ともかく、楽しい時間を子どもたちと過ごすことができて、マンモスうれぴー気分でした。

 

6年最後の「本の読み聞かせ」と阪神淡路大震災から29年

6年生にとっては今日が6年間で最後の「本の読み聞かせ」となりました。過ぎゆく時の流れの速さに驚くばかりです。今日、1月17日は、29年前に「阪神淡路大震災」が発生した日。今年は、不幸にも「能登半島地震」が発生してしまったので、この日の重みを改めて感じるわけですが、ここ数年に至っては、わずか30年ほど前のことであるのに、鎮魂の意識が薄らいでしまっていたものかと反省しています。

6年生にとっては、登校日も残り43日を残すところとなってしまいました。「本の読み聞かせ」のみならず、残された小学校生活の中では、「最後の」という言葉が増えることと思います。一つ一つのできごとをじっくり味わって、思い出の一つとして心に刻んでいってもらえればと思います。

「本の読み聞かせ」のボランティアの方々に感謝の気持ちを伝えるがごとく、今日も6年生は礼儀正しく、本の語りに耳を傾けていました。この温かい時間と空間が、本好きな、心温かい磯辺っ子を育んでくれているように思います。

予定していた本を読み終えると、ボランティアさんのご厚意で、時間まで学校生活に関するクイズを出していただき、時間いっぱいまで子どもたちを楽しませくれました。Q「きょうしつのなかにいる人はだれ?」A「きょうし」、Q「教室をあかるくする『き』は?」A「でんきorげんき」などのクイズを正解した仲間には温かい拍手が沸き起こりました。

 最後に、各クラスの代表児童から「感想」や「お礼の言葉」を伝え、全員で感謝の気持ちを込めて、あいさつをしました。コロナ禍で中止となったこともありましたが、年間5回、6年間にわたって、20回以上の「本の読み聞かせ」を開催していただいたボランティアの皆様に、心よりお礼を申し上げます。

 

 

がんばっている子どもたちへのごほうびは、「ミルメーク」

ここ2日は晴天に恵まれているけれど、豊橋らしいどすごい風が吹き、運動場の砂をまき上げています。年末に運動場に「にがり」をまいて、しばらくはよいコンディションでしたが、この2日の強風でずいぶん土が吹っ飛びました。目が痛いだけでなく、冬の寒さが体に染みわたります。「ガンダーラ」と「北の宿から」の世界観を同時に味わっています・

しかしながら、磯辺の子どもたちは、元気に外に出て運動しています。なわとび、ドッチボール、そして2日目を迎えたグリーンランナーズ。がんばっている子どもたちのごほうび?に今日は新年初の「ミルメーク」の日でした。明日はマーボー豆腐、明後日はソフトめん(カレーソース)、給食もがんばる磯辺っ子を応援してくれているかのメニューです。かぜに負けない、丈夫な体を作りましょう。

なわとびをするなかよし4人組。地面がトランポリンのように弾んでいます。

ドッチボールで久々に華麗に舞いを写真におさめました。

さすが豊橋市駅伝チームのエース。この鍛え抜かれた体幹が生み出すまっすぐな姿勢が推進力となります。この姿勢を身につければ。磯辺っ子もスーパーランナーになれるかも。

今日はサーキットトレーニング。筋トレのあとの全力ダッシュが、持久力を鍛えるそうです。飛んで、ダッシュ!しゃがんで、ダッシュ!

月に一度のペア活動

本日は月に1度の「ペア活動」の日でした。2,3時間目の間の長放課に、1年生は6年生と一緒に遊びました。「だるまさんがころんだ」「ハンカチ落とし」「トランプ」などは定番の遊びです。

「だるまさんが〇〇した」は初めて見る種目。ここでは一生懸命スクワットをしています。

「大根抜きゲーム」は初めて見ました。6年生が必至で1年生を守り抜いています。

「宝探しゲーム」では、最後の1枚が見つからず、6年生がヒントを出していました。6年生の1年生に対する思いやりや優しさこそが、磯辺小のお宝のような気がします。太陽の光がいい具合に1年生の作品を照らし、まさに「マジックアワー」のようでした。この心温まる空間を応援してくれているかのような日ざしでした。

 

火曜の朝は、「おはなしタイム」

 9月以降にコロナやインフルエンザ等の感染症の流行が顕著となったときには、磯辺小でも各週明けに、発熱やかぜ症状等で登校を控える児童が多くみられました、2学期ほどではないものの、昨日は、久しぶりにその傾向がみられました。そのため、今朝は、各クラスの出欠状況を把握するよう、各クラスをまわったところ、火曜日の朝の活動は「おはなしタイム」を行っていました。子どもたちの素直な思いに触れることができ、今日もまた、楽しいスタートを切ることができました。

「お年玉を何に使う?使った?」をテーマに話していました。「貯金」が結構多く、その理由も「将来買いたいものをかえるように」としっかりした計画をもっており、感心していました。私が子ども頃は、「貯金しとくね」と親に預けたお年玉が、晩ごはんのおかずになってしたものでした。話し合いの感想を述べた子どもが、「これから貯金しようと思いました。」と述べ、この話し合いが参考にした子も多くいたようでした。

「冬休みの思い出」も話されていました。「岡山で鯛を食べた。」のように、おじいちゃん、おばあちゃんに会いに行き、すてきな思い出を作ることができた子も多いようでした。私も20年以上前に大分の親せきで食べた鯛の味は、今も忘れません。

 「仲直りするにはどうしたらよい」が、テーマとして話されていました。担任のお子さんが直面している問題について、子どもたちがその解決についてたくさん意見を出していました。「おかしをあげれば、落ち着くんじゃないかな」という意見もありました。「セカンドステップ」で学んだ、アンガーマネジメントの手法が、このアドバイスにも生かされており、立派だと感じました。

 いずれのクラスもこれまでの「お話タイム」を通した成長が感じられました。当初の目的「主欠席の状況把握」ですが、各家庭の協力のおかげで、現在は欠席者等も微増の状況です。各家庭の感染拡大予防へのご協力に心より感謝しています。