日誌

R7学校日記(2学期)

手作りココアで、がんばった子どもたちにごほうびを

 新川マラソン大会の後、子どもたちが楽しみにしているもの。それが、あたたかい「ごほうびココア」です。これまでPTA中心で行ってきた取り組みですが、昨年度から「新川コネット」を活用し、協力していただけるかたを募りました。前日から集まり、ココアパウダーや砂糖を丁寧に計量するなど、準備は全て手作り。当日は、子どもたちが真剣な表情で走っているその裏で、「がんばれ!」という思いを込めながらココアを作ってくださいました。走り終えた後のココアは、まさに格別。「○○さんのお母さんだ!」「ぼくたちのために作ってくれたんだね」「目標達成!ココアがおいしい!」子どもたちの笑顔と言葉から、心までぽかぽかと温まっていくことがわかりました。自分の力を信じて走り切れたのは、一人一人のがんばりと、陰から支えてくださる大人の存在があってこそ。ご協力いただいた皆様に、あらためて感謝申し上げます。

今週の花「金魚草(スナップドラゴン)」

 「花は『花一』」さんから届いた「今週の花」は、「金魚草(スナップドラゴン)」です。金魚草を見ていると、たくさんの「口」のようなものがたくさんついています。この口には、金魚草ならではの秘密があります。花を少し押すとパクッと開きますが、チョウの軽さでは開かず、体重のあるミツバチが開けられるようになっています。ミツバチが花の中に入ると、体に花粉がつき、次の花へと運ばれます。金魚草は、この仕組みで花粉をしっかり届けてもらう工夫をしていると考えられています。色も形もいろいろで、まるで金魚たちが群れて泳いでいるように見えることが名前の由来。上の方に少しずつ花を咲かせていくので、「今日はどこまで咲いたかな?」と、毎日の変化も楽しめます。金魚草が、教室に彩りを与えてくれています。

新川マラソン大会

 12月に入り、冷たい空気が少しずつ冬の訪れを知らせてくれる中、今年も新川マラソン大会を開催しました。走るにはぴったりの天気になり、どの子もやる気いっぱいの表情で運動場に集まりました。2週間前からの強化マラソンでは、「タイムを縮めたい」「最後まで走り切る」「去年の自分に勝つ」など、それぞれが自分の目標を掲げて練習してきました。本番では緊張もあったはずですが、スタートラインに立つ姿には、これまでの努力の自信がうかがえました。マラソンは、「自分との戦い」と言われます。途中で苦しくなっても、足を前に出し続ける。ゴールした瞬間、子どもたちからは精一杯走り切った達成感が伝わってきました。レース後には、新川コネットの皆様が用意してくださった温かいココアをいただき、緊張もほぐれてほっと笑顔。心も体もたくましくなったことを実感できました。なお、学年閉鎖のため参加できなかった5年生は、来週に実施を予定しています。フレー、フレー5年生!

6年 赤ちゃんと出会って感じたこと 赤ちゃんふれあい学習2/2

 後半はいよいよ赤ちゃんと出会いました。子どもたちは事前に考えてきた質問をもとに、お母さんから妊娠中の気持ちや出産までの苦労、赤ちゃんが生まれたときの喜びなどを聞き、「大事にされて生まれてくるんだね」とうなずいていました。赤ちゃんは一人では何もできず、2~3時間おきの授乳、泣いたら抱っこやオムツ替え、動き出したら危なくないように見守る必要があることを知ると、「本当に大切に育てられているんだ」と温かい気持ちになっていました。赤ちゃんの顔をのぞき込むなどする中で、子どもたちの表情は一層柔らかくなり、「かわいいなぁ」という声があちこちから聞こえてきました。この学習は、育児の大変さや喜びを知るとともに、自分自身も大切に育てられてきたことに気づく貴重な体験となりました。

6年 いのちはどこから来るの? 赤ちゃんふれあい学習1/2

 6年生は、保健師・助産師のかたをお招きし、赤ちゃんが生まれるまでの道のりについて学びました。つわりで気分が悪くなること、長時間の陣痛に耐えて赤ちゃんを迎えることなど、お母さんの体と心に起こる変化を知ると、子どもたちは「こんなに大変なんだ」「優しくしてあげたい」と自然に思いを寄せていました。また、自分の命が両親、そのまた両親(祖父母)‥へと何代も続くいのちのつながりの上にあることにも気づき、「自分の命も、友達の命も大切にしたい」と振り返る姿がありました。妊婦体験では、専用のジャケットを着てお腹の重さを体感しました。立ち上がる・座る・靴下を履くといった何気ない動作が想像以上に難しいことに驚き、「お母さんはこんな思いをしながら過ごしていたんだ」と実感を込めて話す子もいました。体験を通して、「命を育てる大変さと幸せ」を感じ取ることができました。

3年 シンボル並木パートナー講座

 3年生は、市役所のかたを招いて「シンボル並木パートナー講座」に取り組みました。1回目の学習では、校区内にある道、レインボータワーから豊橋公園方面へと延びる「くすのき通り」の歴史を教えていただきました。市街地整備に合わせて中央帯にくすのきが植えられ、市民に親しまれている並木道です。子どもたちは、「どうしてくすのきが選ばれたの?」「何本くらい植えられているの?」などと質問しながら、楽しく学びました。2回目は、実際にくすのき通りの一角で花植え活動を行いました。ガザニアンクイーンと彼岸花の苗を丁寧に植え、「きれいに咲くといいな」「通る人が喜んでくれるといいね」と思いを込めて作業しました。地域を大切に思う気持ちが育まれる時間となりました。

今週の花「デルフィニウム」

 「花は『花一』」さんから届いた「今週の花」は、「デルフィニウム」です。デルフィニウムといえば、まず目にとまるのは、その澄んだ青色です。実は、「青い花」は自然界ではとても少なく、植物が青を作ることはとても難しいといわれています。青色を作るには、花の中でいくつもの「特別な条件」がそろわなければならず、なかなかうまくいかないそうです。デルフィニウムは「奇跡の条件」が重なって青色の花を咲かせたということになります。青色は、見ているだけで気持ちが落ち着いたり、前向きな気持ちになれたりする色です。ヨーロッパでは、お祝いのときにデルフィニウムを飾ることが多く、「幸せを呼ぶ花」として結婚式などでも人気があります。青色の花の魅力を子どもたちにも知ってほしいです。

4年出前授業「地球温暖化を防ごう」

 4年生は総合的な学習の時間で、市役所のかたを招き、「地球温暖化」について学びました。講師のかたから、温暖化の原因には目に見えない二酸化炭素が関係していることを教えていただきました。特別な液体に二酸化炭素を通すと色が変わる実験では、子どもたちから「本当に空気の中にあるんだ!」と驚きの声があがりました。電気をつくることやゴミを燃やすことなど、便利な暮らしの中で二酸化炭素が増えることを学び、遠い国ツバルでは海面上昇によって土地が失われている現状があることを知りました。授業の最後には、「自分たちにできること」を考えました。ごみのリサイクル、電気の節約、使わないときのコンセントを抜くことなど、子どもたちから多くの意見が出ました。市の取り組みとして水素自動車を紹介してもらい、実物を見たときは目を輝かせていました。「一人一人の力は小さくても、みんなで取り組めば大きな力になる。」授業の振り返りにあった言葉です。

5年 総合的な学習の時間~元・防災指導員のかたをお招きして~

 5年生は総合的な学習の時間で「防災」をテーマに学習を進めています。その中で、地域で防災指導員として活動されていたかたが、同級生のご家族であることを知り、ぜひお話を伺いたいとお招きすることになりました。講師のかたは、東日本大震災の際にボランティアとして東北地方を訪れた経験を話してくださいました。物資不足に困る人々の姿を見て、「水や食料などを日頃から備えておくことの大切さ」を実感されたそうです。また、災害時に「この家は無事です」という目印として、玄関に「無事」と書かれたタオルを掲げる取り組みを始めたことも紹介されました。子どもたちは「その黄色いタオル、見たことある!」と興味津々。地域の防災訓練で使われていた理由を知り、納得した表情をしていました。この取り組みが地元のケーブルテレビで紹介され、他の校区にも広がったと聞き、「すごい!」と感心していました。授業の終わりには、「自分たちも、黄色いタオルに負けないような工夫を考えてみたい」と意欲を高めていました。

6年 出前授業「租税教室」


 6年生が社会科の学習で「租税教室」を行いました。講師にお迎えし、税金がどのように集められ、どのように使われているのかを教えていただきました。はじめに、税金の種類や使い道について説明を受けた後、「もしも税金がなかったらどうなるか」というビデオを観ました。子どもたちは最初、「税金がなければ自分のお金が減らないからいい」と考えていましたが、映像の中で、信号が止まり事故が多発したり、警察や消防が有料になったり、道路が壊れたままになったりする様子を見て、表情が変わっていきました。税金は、私たちの安全や暮らしを支える大切なしくみであることを実感しました。子どもたちは、社会の一員として、自分の生活を見つめ直す貴重な学びを得ることができました。

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