日誌

校長室より

授業研究会を開きました

授業研究会を開きました

令和4年9月15日

 

 本年度、栄小は「つながりを大切にし、自分の学びを深める子の育成~伝える・聴く・深めるを大切にした授業づくり・学級づくりを通して~」を研究テーマに教職員の研修を進めています。13日(火)は、4年4組にて、理科「温度計のなぞにせまる!~ものの温度と体積~」の授業実践と、手だての有効性を検証するための研究協議会を開きました。

 授業の目標は、「金属・水・空気は、温めると体積が大きくなり、冷やすと体積が小さくなることを、モデル図を用いて説明することができる」

 事前に、金属・水・空気の3グループに分かれ、体積変化については実験済みです。本時では、なぜ体積変化が起こるのかを、思い思いの図を書いて説明します。子どもたちは、目に見えないミクロの世界を想像しながら図を書きます。つぶ・粒子・分子と言った言葉が盛んに飛び交います。熱により、粒子の大きさが変化すると予想する子、粒子が離れていくと予想する子、粒子が暴れだすと予想する子、様々な想像が確認されました。中には、浮き輪を例に取り上げ、「水の中で浮き輪がしぼむのは、空気の粒子が小さくなるからだ」と生活体験に照らした発言も見られました。

 授業後の協議会では、ICT機器やモデル図が有効に機能していたことや確かな児童理解の上に、この授業が成立しているのだとの指摘が見られました。

 磯辺小から招聘した指導員からは、「教師の営みは、教えるのではなく、教えたいことを子どもに学ばせる。この時、子どもの行為や考え、発言を価値づけてあげる。価値づけることにより、自信をもたせていく」との示唆を頂きました。

 「主体的・対話的で深い学び」「令和の日本型学校教育」「協働的な学び・個別最適な学び」現在、教育活動を進める上でのキーワードです。今後も、子どもの学びを保障する場としての授業の在り方について研修を深めていきます。

  

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3の1お話タイム参観しました

3の1お話タイム参観しました

令和4年9月14日

 

 本日、3年1組にてお話タイムを参観しました。テーマは、「今こそ助けて、ドラえもん」子どもたちは、多くの参観者に戸惑い気味。担任は、子どもたちの緊張をほぐそうと、共感したり、励ましたりと言葉をかけます。すると、子どもたちに発言意欲がわき始めました。

「ライオンに襲われたら助けてもらう」「交通事故に会う前に、時間を巻き戻してもらう」「足を速くしてもらう」「けんかしてことを忘れてもらう」「病気になった時に、直してほしい」ドラえもんの偉大さを改めて痛感しました。

 「死んじゃったワンちゃんを生き返らせてほしい」「川でおぼれたとき、助けてほしい」

「授業が早く終わってほしい」多方面からの意見を、担任が板書で整理します。『いのちがあぶない きけん』『家族』『こわれちゃった』『生活する』子どもたちは、自分の願望がどの位置にあるのかを確認します。

 まとめでは、「命が危ないという意見は、どれも危ないと思った」との発言が見られました。この言葉には、「命に関する願望はかなえてあげてほしい」という強い願いが込められているようです。子どもだけでなく、大人の会話の中でも話題にしたい内容です。

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指導授業(道徳)を参観しました

指導授業(道徳)を参観しました

令和4年9月12日

 

 本日、5年3組にて校務主任 山岡教諭による指導授業(道徳)の実践があり、若手教員と共に参観しました。ねらいは、「相手のことを考え、すすんで温かい心で接していこうとする気持ちを高める」。資料は、「窓際のトットちゃん」で知られる黒柳徹子著「赤い松葉づえ」です。

 黒柳さんは幼少の頃、足の病気で入院をした。同室に、同じ病気で入院している同年齢の子がいた。黒柳さんは回復をし、退院後は松葉づえなしでの生活ができた。ある日、黒柳さんが家の近くを歩いていると、その子が赤い松葉づえをついてすれ違った。その時以来、すれ違うと、黒柳さんは横道にかくれるようになった。父に話しかけるように励まされても、どうしてもできなかったという内容です。

 主発問は、「あなたなら、女の子と話をしますか?かくれますか?」子どもたちは、理由をつけながら、立場を発表していきます。

 一通り、意見が出されたのを見定め、山岡教諭は「なんか気づいたことあった?この子、どうしてかくれたのだろうね。どうして、話をするのかな?」と切り込みます。かくれることで、相手を傷つけずにすむかもしれない。でも、話しかけることで、相手を励ますことができるかもしれない。行動は対極にあるかもしれないが、その背景にある思いは共に、相手を気遣う心だと子どもたちの気づきは深まっていきます。

 振り返りでは、「どちらも相手のことを考えていることがわかった」「もし、自分がこういう立場になったら、相手のことを考えて話しかけてあげたり、相手に寄り添えるような感じで話をしたりしたい」等、ねらいに迫る思いを確認できました。

 校長として、うれしかったことが3点あります。①指導者の工夫や資料のよさにより、子どもたちの道徳的価値観に変容が見られたこと。②若手教員が工夫ある授業を参観したことにより、授業力の向上に期待できること。③主任等ベテラン教員が補欠管理をし、若手教員を授業参観に送り出すといった組織的な対応がなされていること。

 夏休みが終わり、3週目を迎えました。熱中症指数が高く、外遊びに制限がかかる日が続きます。今後も、子どもたちの健康状態を常に見定めながら、教育活動を展開して参ります。



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発育測定を行っています

発育測定を行っています

令和4年9月5日

 

新学期が始まり、5日が経ちました。久しぶりに会う子どもたちの体は、一回り大きくなっているように見えます。現在、身長・体重を保健室にて計測をしています。

計測に先立ち、養護教諭より健康指導が行われます。それぞれ、クイズ形式での出題です。

① 日頃の睡眠不足は、週末寝だめをすれば解消できるのか?

② 就寝直前のゲームや携帯使用は、熟睡につながるのか?

③ 就寝直前の激しい運動は、熟睡につながるのか?

 皆さん、いかがですか。結構難しい問題ばかりではないかと思います。さて、全ての学級が発育測定を完了しているわけでないので、ここでは正解の紹介は避けます。ご家庭でも、子どもたちの健康的な生活について、話題にしていただけると幸いです。

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救命救急研修を実施しました

救命救急研修を実施しました

令和4年7月21日

 

本日、昨年度に引き続き、消防署の職員を講師に招聘し、救命救急研修を実施しました。実施前、「なるべく厳しく指導してください」とお願いをしました。人命救助にまったなしです。大勢の児童を管理指導している教職員にとっては、猶更です。

コロナ禍ということもあり、分散の形で①「胸骨圧迫」②「AED操作」の順に行いました。毎年研修をしているものの、新たな気づきが必ずあります。特に、児童が対象となる場合、胸骨圧迫に加え、マウスツーマウスもすべきであるとの示唆がありました。

私自身、2度、救命場面に遭遇したことがあります。いずれも平常心を失いながら救命活動に参加をしました。今回の研修を受け、少し自信が高まった感があります。今後も、教職員一同、力量向上を目ざし、様々な角度から子どもたちの指導支援にあたってまいります。



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5の1お話タイム参観しました

5の1お話タイム参観しました

令和4年7月14日

 

昨日、5の1お話タイムを参観しました。テーマ紹介に工夫が見られました。「先日、○○君のリクエストで、人気の休み調査をしました。どの休みだったかな?」「夏休み」これだけ確認すると、担任は黒板に「夏休みにやりたいことは何?」とテーマを記します。1週間後に迫った夏休みに、子どもたちの意識は高まります。

 「夏休み、友達とプールに行きます」「アニメを見ます」ここで担任が「何のビデオ?」と問い返します。「エヴァンゲリオンやジョジョ」子どもたちの発表は続きます。「お好み焼き屋のかき氷が食べ放題。100杯食べたい」笑い声が広がり、あちこちでつぶやきが聞こえてきます。「おなか壊しそう」「トイレに駆け込むかも」和やかな雰囲気が、教室を包みます。「マンガを読む」「いとこと遊ぶ」「〇〇さんと似ていて本を読む」ここで、「兵庫県を旅する。お城の勉強をする」との発表。長期休業を利用した、夏休みならではの活動が発表されました。この子の話、もう少し詳しく聞きたいなと思っていると、「九州のおいしいもの食べたい」「沖縄に旅行に行きたい」などの意見が出てきました。

 なかには、「その日にやりたいことをやる」との意見も出ました。「これが一番いいかも」そんなつぶやきも聞こえてきます。計画的な過ごし方と刹那的な過ごし方、時間があれば両者を比較検討してもおもしろそうです。

 「みんなやりたいことがいろいろある。楽しい夏休みになりそうだ」と話し合いはまとめられました。

 1と月半の夏休み、ぜひ様々なことにチャレンジし、一回りも二回りも大きくなって学校に戻ってきてほしいです。

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防犯教室を実施しました

防犯教室を実施しました

令和4年7月13日

 

本日、生活安全課の職員3名を講師に防犯教室を実施しました。2校時、北校舎に不審者が現れるという設定です。防犯意識は、子どもたちにもたせておきたい意識です。しかし、コロナ禍のため、数年ぶりの実施となりました。

実施前、講師から「先生たち、緊張していますかね?」と尋ねられました。「はい、私がいちばん緊張しています」胸の内を明かしました。演じるといっても、迫真の演技です。暴言や悪態に毅然とした態度で立ち向かうことができるのか、不安がよぎります。

不審者の出現後、「北校舎2階で〇〇〇〇が発生しました」との放送が入ります。本校独自の合言葉です。子どもたちは出入り口に机や椅子でバリケードをはります。その間、数人の職員で不審者に応戦します。さすまた、ほうき、机、配膳台あらゆるものが道具となります。道具を駆使し、不審者を廊下のすみに追い込み訓練終了です。

訓練後、各教室で防犯ビデオを視聴しました。襲われないための方法がいくつか紹介されましたが、なにより防犯への意識をもたせるために有効であったと感じました。防犯教室により、命を守るという意識を高めることができました。

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2の3お話タイム参観しました

2の3お話タイム参観しました

令和4年7月6日

 

本日、2年3組のお話タイムを参観しました。開始2分前、話し合いの準備をしていました。「緊張する人」(半分ほど挙手)「たくさんの先生が来てうれしい人」(2/3程挙手)担任は少しでも気持ちをほぐそうとゲームを行います。「3時のおやつは何?」担任と同じジェスチャーをすれば勝ちです。笑い声が響きます。緊張も随分ほぐれたようです。

担任は、すかさず「ともだちになりたいのは だれかな」とテーマを板書します。そして、話し合いのめあてを確認します。「みんな発言」「声の大きさ」「目・耳・心・へそで聞く」そして、本日の友達「のび太」「ジャイアン」「まる子」「たまちゃん」の4人を黒板に掲示します。

 「この中からお友達になるなら、誰とお友達になりたいですか」担任の発問に、一斉に手が上がります。「ぼくはジャイアンです。なぜかというと、他の人とだとジャイアンにぼこぼこにされるからです」「ぼくも同じで、理由も同じです」「怖いの?」「めっちゃこわい」「わたしはたまちゃんです。優しいからです」お、人物の人柄に共感する意見が出てきました。「ジャイアンです。強いから。のび太は弱いから」「のび太。ジャイアンは、いやな歌を聞かされる」早く、ジャイアンのよさに気づいてくれないかなあ。すると、「ジャイアンです。のび太が映画で川に落ちた時、ジャイアンが助けてくれるからです」担任は、「いいところがあるんだね」と花丸を書き込みます。

 ここから、人物のよさに共感する意見が集中します。「ジャイアンは強いから」「のび太、おっちょこちょいで、おもしろい」「まる子、わがままなところが、私と似ている」短所を長所ととらえ直す、発想の転換も見られました。「のび太、すぐ寝られる。こつを教えてほしい」「のび太、呑気すぎておもしろい」

 終了時刻が近づいてきました。「ジャイアンと友達になりたいという人がいて、すごいなと思いました」表面的な人物評価から、内面評価へと脱却するみごとなまとめでした。

 終了後、担任は、一つ目のめあて「みんな発言」を達成させるため、発表していない子たちに意見を求めていました。そこには、教師と子どもが同じ目標に向かって励む姿がありました。

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1の1お話タイム参観しました

1の1お話タイム参観しました

令和4年6月29日

 

本日、1年1組のお話タイムを参観しました。業前15分間の話し合い活動で、話し合いの仕方を訓練すると同時に、温かな学級の雰囲気づくりをねらいます。1年生にとって、話し合い活動は初めての取り組み。そのため、丁寧な取り組みが必要となります。

話し合いに先立ち、担任は黒板に「かおをみてきく」「みんなにきこえるこえで」とめあてを板書します。その上で「きょうのあさがおちゃん、どうだったかな」とテーマを伝え、発言を促します。「みんなに会えてうれしいと言っていた」「具合が悪い」「つるがくっつき、痛いよと言っていた」子どもたちは、アサガオを擬人化してとらえています。単なるモノではなく、ヒトととらえることでより身近な存在となります。同時に、想像力も鍛えられます。

 「敵がいるから、早く元の所へいきたいと言っているよ」子どもの発言に、すかさず担任は切り返します。「敵って何?」「ミノムシ」「オオクロアリ」「痛いって言っているよ」虫の問題は、将来的に農薬問題に発展させられるかもしれません。

 「どうしよう。良い方法教えて」担任は、課題解決に向けての話題に切り替えます。「新しい巣を作る」「お父さん、お母さんに頼む」子どもらしい解決策が出されたところで、終了の時間です。

 最後に、担任は「顔を見て聞けたか」「みんなに聞こえる声で話せたか」子どもたちに自己評価をさせ、子どもたちのがんばりを認めます。

 今回のお話タイムで次の2点を確認しました。①ねらいと評価を取り入れることで、話し合いの力をさらに伸ばすことができる ②1年生でも活動内容を工夫することで、問題解決的な学習が可能となる

 鉢植えのアサガオは、今満開。軒先いっぱいにかわいらしい花を咲かせています。アサガオの花に負けじと、かわいらしい顔が教室いっぱいに咲き誇っていました。

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6の2お話タイム参観しました

6の2お話タイム参観しました

令和4年6月22日

 

本日、6年2組のお話タイムを参観しました。テーマは、「ペア交流 これまでは これからは」。本年度は、異学年交流を行っています。6年生のペア学年は1年生です。放課のたび、1年生のフロアーでは6年生と1年生の触れ合いの様子が、見られます。スタートから2か月。その成果と共に、子どもたちの率直な感想を確認する絶好の機会でもあります。

「何をしていいのかわからない」「自分のことができない」「注意を聞いてくれない」「行きたいところがバラバラ」おやおや、困りごとの紹介が多いようです。意外でした。ただ、「よい子なので、困ったことはない」との発表も見られました。

 担任は「いつも楽しそうにしているように見えました。困っていることがたくさん起こっているようで、意外でした」と、不思議そうな顔を装います。続けて、「これからどんな交流をしていったらいいのか、となり同士で話し合ってみて」と促します。

 相談後、解決策について案を出し合います。さすが6年生。生活の場面で生じた課題について、具体的な方法を作り出します。「いきたいところがバラバラだから、分けて対応すればいい」「反対、放課の時間は短い。分けていくとそれぞれの遊びが、数分しかできなくなる」「ぼくならじゃんけんで決めるよ」「他の人にも手伝ってもらう」単なる方法の出し合いではなく、その方法の有効性についての検討も見られました。

「1年生が思う通りにやればいい」「注意も大切。マナーも指導する」「まずは、6年生が静かにするなど態度を改める」「いうことを聞いてくれなければ、先生に言いつけるぞとおどす」時々、子どもらしい発想も見られます。

 最後に担任より、くじ引きを利用した雨の日の遊び方についての紹介がありました。今回のお話タイム、15分という時間の中で「生活の中から課題を見つける」「課題解決の方法を考える」「解決法の有効性について検討する」といった活動を確認できました。学びを生活に生かす。栄小学校の子どもたちが、その姿に向かって一歩一歩 歩み続けていることを確認することができました。

 

 

 

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